ピレリジャパン株式会社の代表取締役社長、ロベルト・リギ氏は、東京モーターショーのプレスブリーフィング(20日)において、日本市場を強く意識して04年から投入された「DRAGON」シリーズを中心に、今後も日本での積極的なラインアップ拡充を宣言。
「セダンやクーペだけでなく、現在は多様な車種が存在している。それぞれに適したタイヤをつくることが我々の使命だ」と語る。
「ピレリが従来から特に得意としているハイパフォーマンスタイヤはもちろん、SUV用のタイヤ、そしてウインタータイヤもさらに強化していく」と、意欲的なコメントが相次いだ。
さらにリギ社長の発言には力がこもる。「直近の10年間、ピレリは新製品提供のサイクルを短縮化するべく、取り組んできた。これは市場戦略として、とても重要なことだった。ランフラットの技術をサマータイヤだけでなく、ウインタータイヤやオールシーズンタイヤにも拡大していくし、SUV用のものを開発中だ。DRAGONには軽自動車用の16インチも導入したからね。自動車メーカーや、ハイパフォーマンスカーを生み出すチューナーとのコラボレーションにも、もちろんピレリは力を入れていく」
トップブランドの「P ZERO CORSA」が、フェラーリやBMW、ポルシェ、ランボルギーニなどの純正タイヤとして採用されていることも、誇らしげに強調していたリギ社長であった。