シトロエン・ジャポン株式会社は、東京モーターショーのプレスデイ初日(19日)に、シトロエン『C4』の新グレード「2.0」追加導入をプレスリリースで発表した。
2.0は2.0リットルエンジン搭載の4ドアセダンモデル。従来のシトロエンC4の日本でのラインアップは、1.6リットルのセダンとクーペ、2.0リットルのセダンとクーペという4種類だったが、2.0の登場によって、2.0リットルのセダンが2種というかたちになる。
同じ2.0リットルセダンの「2.0エクスクルーシブ」よりも30万円安い、269万円という価格設定の2.0は、「1.6」とほぼ同じ装備内容で、2.0エクスクルーシブと同じエンジンを搭載する位置づけのグレードだ。
ちなみにこのC4、実はWRCにおけるシトロエンの次期ワークス車両として早くからテストが進められていたクルマでもある。市販車同様、ラリーでも『クサラ』の後継と期待されていたが、シトロエンは兄貴格プジョーと共に05年でWRCを去ることとなってしまった。チャンピオンを獲得しながら……。
しかし、シトロエンは26日、07年にワークス復帰することを表明、したがって「C4 WRC」の開発は続いているはず。エースの04&05世界王者セバスチャン・ローブは、06年はシトロエンを走らせる有力プライベーターのもとで過ごし、07年には復活するワークスに合流する、というプランだ。