新型『マーチ』のエンジンは、エンジンブロックを含めオールブランニューとなる新直列4気筒、「CR」エンジンだ。コスト制約の厳しいベーシックカー用エンジンでありながら、連続可変バルブタイミングコントロールを採用するなど、10年ぶりのフルモデルチェンジにふさわしい力作だ。
先代のデビューから10年近くを経てフルモデルチェンジされた新型マーチのメカニズムは、安全、環境といった今日の問題に対応するべく、ほぼすべてが一新されている。
新型『マーチ』のデザインは実に大胆だ。Aピラーに近い高い位置に設けられた縦列配置のヘッドランプ、小型車としては異例に複雑なウェストラインとリアビュー、そしてその上に乗るのはややレトロ調なオーガニックデザインのキャビン。他のどのベーシックカーとも似ていない、新型マーチだけの世界である。
フルモデルチェンジを受けて3代目となったK12型『マーチ』の開発コンセプトは「ユーザーフレンドリーを追求した、おしゃれな新世代コンパクトカー」。「人への優しさ」をキーワードとし、日本を代表するベーシックカーというブランドイメージを築いた先代モデルのK11型からの正常進化といえる。
日産はコンパクトベーシックカーの『マーチ』をフルモデルチェンジ、本日(26日)発表、3月5日から販売する。「ユーザーフレンドリーを追求した、おしゃれな新世代コンパクトカー」が開発コンセプトだ。
ランチアは新型MPV(多目的車。または多人数車=ミニバン)の『フェドラ』をジュネーブ・モーターショーで発表する。春から発売。PSAプジョー・シトロエン・グループと共同開発・生産され、『ゼータ』の後継車に当る。
フィアットはPSAプジョー・シトロエン・グループと共同開発/生産するミニバンの『ウリッセ』をフルモデルチェンジ、ジュネーブ・モーターショーで発表する。PSAとの協力体制は新型でも変わらない。
マツダスピードは、現行のNB型ロードスター用『ブレーキパッド(B-スペック)』に大径ブレーキ車専用品を新たに設定、全国のマツダグループ販売会社、マツダスピード・スポーツファクトリーおよびマツダスピード商品取扱店を通じて販売する。
マツダスピードは、『スポーツシート タイプF』に新色のレッドを追加、全国のマツダグループ販売会社、マツダスピード・スポーツファクトリーおよびマツダスピード商品取扱店を通じて発売する。
ベントレーには1928年の『スピード6』や、52年の『Rタイプ・コンチネンタル』のような、スポーツGTの伝統がある。情報筋が編集部に伝えたところによると、2003年に登場予定の『GTクーペ』にもその血は濃くながれているという。