スズキは12日、低コストで高温強度に優れた「バナジウム鋳鉄」をアイシン高丘と共同で開発したと発表した。順次、ターボ車の排気マニホールドに採用していく。
SEMAにおいて、センターコンソールなどにマウントされることが多いLCDモニターを、サンバイザーに設置する、というアイデアが注目を集めたのはTMI社「ビジュアルロジック」シリーズのサンバイザーモニター・システム。
軽自動車『eKワゴン』で好評だったこともあり、今回発売される『コルト』でも全10色(2003年3月までは9色)がラインナップされている。テーマカラーはクールシルバーだが、カラーリングを手掛けたデザイナーにはもっと思い入れの深い色があるようだ。
クルマの部品ではないが、SEMAショーで注目を集めジャーナリストからの人気も高かったのが、「NASCARカウチポテト」とニックネームをつけられたこのソファ。レザー張りで、ほとんどの製品がソファにつけられたカーナンバーのドライバーのオリジナルサイン入り。
ラスベガスコンベンションセンターで開かれたSEMAは終了したが、取材したジャーナリストらの投票によるベストが発表された。ホイール部門では144社もの出展があったが、ベストに選ばれたのは創業2年というミザッティ社のラグジュアリー・アロイホイール。
人気の『PTクルーザー』ベースのもうひとつのPTコンセプトは、300HPの『PTスーパークルーザー』。エンジンは2.4リットル4シリンダーだが、ハーネスとシートはレーシングカー仕様。インテリアには22インチのLCDビデオスクリーンと『Xボックス』が装備されている。
三菱『コルト』にはデザイナーの遊び心も内包されているという。それが車内に隠された“ワンモーションフォルム”を模したシボ(表面模様)だ。。「コルトらしい部分、コルトにしかない部分」として、ウォーム内装で3カ所、クール内装なら2カ所あるという。
三菱『コルト』は日本メーカーの世界戦略小型車としては最後発になる。遅れて出てきたヤツにはそれなりの期待がつきまとうのは世の常だが、コルトはその点を世の中にどうアピールしていくのか。「他社の小型車にない付加価値として“ちょっとだけ高級”をテーマにしています」とコルトの商品広報を担当する関野政之さん。
国内メーカーの世界戦略小型車としては最後発となった三菱『コルト』だが、ホンダ『フィット』やトヨタ『ヴィッツ』シリーズなど、ライバルを凌駕する性能に仕上げるまでの苦労は並大抵のものではなかったらしい。