デンソーはディーゼルエンジンを商用車の中核技術であると定義した上で、コモンレールなどの新技術を駆使することで環境負荷を低減していくこと、ディーゼルエンジンの環境適合を進めることで社会に貢献していくことを岡部弘社長は強調した。
アイシンはグループまとめての発表となった。連結収益の43%を占め、アイシングループが最も得意とするトランスミッション分野での技術発表が多かった。アイシン製のトランスミッションはポルシェ『カイエン』などにも搭載が決まっている。
ミツオカはコードネーム「ME-2」で開発中のマイクロカーの車名を公募、ショー会場で決定案を発表した。その名は『コンボイ88(パパ)』。約3500通の応募から選ばれたネーミングはアメリカの大陸を走るコンボイと、車幅の88センチ、一家の大黒柱である頼もしいパパから。
ブリヂストンは大型トラック用の新コンセプトタイヤ『GREATEC』(グレアテック)を開発し、今回のショーで発表している。来春からダイムラークライスラーの大型トラック『アクトロス』のニューモデルに採用されることが決まっている。
マツダは東京ショーで、商用車主力車種の『タイタン』にディーゼル+モーターのハイブリッドシステムを搭載した『タイタン・クリーンディーゼルハイブリッド』、『デミオ・ビジネスコンセプト』などを発表している。
いすゞの出品車『FL-4』のペーパークラフトを発見。FL-4の説明パンフレットの中央見開きページにパーツが印刷されている。聞くといすゞのデザイナーによるアイデア・制作のようで…。作りはなかなか良さそう。ぜひチャレンジしてみては?
いすゞの井田義則社長は、「いすゞの得意とするディーゼル技術を基本に、今後日本・中国・ASEAN地域・北米を市場に進めていく。この東京モーターショーは、いすゞがこれから商用車部門に特化していくスタートと捉えている」と語った。
ロルフ・エクロート社長は、「ふそうはトラックでは6年、バスでは28年間に渡り国内市場においてトップブランドとして走りつづけてきた。来年1月6日、三菱自動車から分社化して『三菱ふそうバストラック株式会社』を設立する」と正式発表した。
29日、千葉市の幕張メッセで『第36回 東京モーターショー2002・商用車』が開幕した。日本自動車工業会が主催するものとしては初めてのショーとなる。一般公開は明日30日から11月3日まで。
編集部の独自調査によると、日産は8日に発表した新型キューブの追加モデルとして3列シート、7人乗りのエントリーミニバンを来年5月にも発売する方針である。