フォードはコンパクトカー『フィエスタ』を展示した。2001年にデビューしたフィエスタだが、日本へは導入されていなかった。2004年の中ごろに日本導入の予定があり、日本仕様決定のため、ショーで来場者の反応を探るのだという。
モーターショーの韓国車はヒュンダイ、キア、デーウが展示されているが、自社ブランドで日本に展開しているのは現在のところ「ヒュンダイ」のみ。同社は電動折りたたみハードトップを備える『CCS』を展示した。
東京モーターショーでは、市販車からコンセプトカーまで観音開き(前ドア前ヒンジ、後ドア後ヒンジ)が流行と思えるほどあふれている。そんな中、ロールスロイスは観音開きの『ファントム』を展示した。おそらく世界一高級なセダン。
ホンダのコンセプトスクーター、『PS250』は、ホンダの中で若手スタッフだけで構成される「Nプロジェクト」からの提案。既存の250ccエンジンとCVTを利用して、これまでのスクーターではあまり見られなかったフレームが露出したデザインだ。
シボレーでは、2004年からスズキの販売店に導入予定のセダン『エピカ』と『オプトラ』を展示した。いずれも韓国の大宇(デーウ)が製造するもので、フロントにはシボレーのマークが掲げられている。
オペルは、まもなく日本に登場する『シグナム』、本国で発表されたばかりの新『アストラ』、『ベクトラ』ワゴンさらに日本導入を検討中の『メリーバ』も出品されている。
『2000C』とは60年代のBMWのクーペ。話題の『6シリーズ』のご先祖様にあたる古いクルマだが、BMWのブースにあるのではない。このクルマが展示してあるのは三井物産の子会社PUREarth(ピュア・アース)のブース。
ジェームスボンドも乗り換えたアストンマーチンでは、ボンドカーとなった『V12ヴァンキッシュ』のほか、発表されたばかりの『DB9』とそのカットモデルが展示された。
パワートレーンレイアウトから解放された新しいカタチ『ファインN』は、『カローラ』の全長に『センチュリー』をしのぐ室内空間が合言葉。デザインのポイントは、単に広いだけでは満足しない「うれしさ」を表現したところにあった。
アルファロメオブースの反対側でひっそりと日本導入モデル3台を展示するのがフィアット。独特のスタイリングが話題の『ムルティプラ』とフェイスリフトを受けた『プント』の2タイプ。