夫婦ふたり、月末までだいぶあるのに、お金が3000円しかない。どう食費に使うかと思案した末に、紀ノ国屋で1枚3000円のステーキを奮発して、一気に使ってしまった、という知人から聞いた体験談を思い出させる快作。
これが本当のBMWミニ。幅は3ナンバーだが、スロープしたルーフのせいもあって、後ろから見るとかなり小さい。そのわりに“濃い”デザインは好きずきだが、ボクは大好き。
見たところ、初代パンダとはなんの脈絡もない2代目。ボクが乗った個体は、ブレーキを踏むと明らかに前輪からジャダー(振動)が起きて、印象が悪かった。それはともかく、乗ったところ、ビーチサンダル的キモチよさの初代とはやっぱりなんの脈絡もなかった。
みんなも覚えているように、初代の『パンダ』はクルマの原点を直撃する傑作だった。「ハコの四隅に車輪を付ける」のがすべての基本なのだから。
乗用車『エラントラ』をもとにして新型SUVを作った。その点ではホンダ『CR-V』やトヨタ『RAV4』に似ている。
第一印象は「かわゆい!」。主なターゲットである女性陣には歓迎されそうだ。でもこの顔、どこかトヨタ『シエンタ』に似すぎてませんか。
う〜ん、車内空間って、工夫すればここまで有効に使えるのかと感心する。極論するなら小型車の概念を激変させる問題作。もし買ったら、こうも使える、アレもできちゃうと大騒ぎになるのは確実だ。
広報資料によると、『女性パワーが新型アルトを造った』んだそうだ。“ラパン”で味をしめた“スローライフ”なスタイリングや、アロマグッズにインスパイアされた中間色の新ボディカラーや、シートリフターを始めとする「運転しやすさ」の工夫といったところが、その成果らしい。
本来アメリカ向けに作られ、けっこうヒットしているが、SUVとしてはかなり異色。こういうのはグワッと威圧したくて買う人が多いのに、あえてソフト感を前面に出したところが新鮮に見える。
アマゾンの怪魚みたいな顔で存在感も倍増。でも下品に陥っていないのがアウディらしいところか。例によってシュルンとスマートにまとまり、余計なエアロパーツなしに200km/h以上のクルージングを可能にする造形力もさすがだ。