日産自動車は、小枝至共同会長兼副社長が、日産の筆頭株主のフランス・ルノーの取締役への就任が内定したと発表した。ルノーの取締役を務めていた塙義一前日産会長が、6月に相談役名誉会長に退き、ルノーの取締役も辞任するため。
GM(ゼネラルモーターズ)は、2003年第2四半期の決算を発表した。売上高は483億ドルとほぼ横ばいだったが、純利益は前年同期の13億ドルから9億100万ドルと大幅減益となった。
ダイムラークライスラーが24日発表した、第2四半期(4-6月期)決算は、ドルに対するユーロ高と北米のクライスラー部門の不振が響き、純利益は前年同期比で90%減益の1億900万ユーロ(148億円)となった。
ボルボが23日発表した、第2四半期(4-6月期)決算は、トラック部門の好調により、純利益は前年同期比で59%増益の17億2200万クローネ(254億円)となった。
国内販売の低迷が続いているホンダは、2003年の販売目標である85万台(登録・届け出ベース)の達成が極めて難しい情勢となっている。ただ、「直近の受注ペースは前年並みに復活している」(福井威夫社長)といい、現時点で下方修正は行わない方針だ。
ホンダの福井威夫社長はこのほど、国内営業の強化策に関連して、現行の3系列を維持しながら拠点の拡充を図っていく方針を明らかにした。米国を中心に展開している高級車チャンネル「アキュラ」の日本導入については、現状では「考えていない」としている。
米国株高、海外投資家の大幅買い越しを背景に、全体相場は続伸。自動車株も上げる銘柄が目立った。日産自動車が、前日比33円高の1213円と4日続伸。トヨタ自動車株価は前日比変わらず、ホンダは50円安の4720円と反落した。
ホンダは、トヨタ自動車がアメリカで若者向けブランドとして立ち上げた「サイオン」の存在に脅威を感じ、同様のブランドを立ち上げるべきか検討中だという。ホンダではすでにジェネレーションYと呼ばれる25才以下のユーザーをターゲットにした『エレメント』を販売しているが、当初の目論見とは違い、エレメントの平均購入者の年齢は40歳となっているため。
ヤマハ発動機は、2輪車業界で初めて、ホイール用鉛製バランサーを今年10月までに全廃する見通しになった、と発表した。鉄や錫といった代替材料による部品を開発し、順次採用機種を拡大してきた。
三菱自動車は、豪州の100%生産販売会社ミツビシ・モーターズ・オーストラリア・ミテッド(MMAL)が今後5年間で総額2億3000万豪ドル(約179億円)を投じ、新たに研究開発拠点ミツビシ・モーターズR&Dオーストラリアを設立すると発表した。