ヤマハ発動機は22日、03年3月期の単独業績予想を修正した、と発表した。アジアや北米で、2輪・船外機・産業用ロボットの各分野の売上げが、予想以上に伸びた結果、売上高と経常利益が11月予想を上回る。
ホンダの次期社長に就任した福井威夫専務は、1969年に早大理工学部応用化学科を卒業して本田技研工業(現ホンダ)に入社。すぐに、現在社長を務める本田技術研究所に配属され、CVCCエンジンの開発に従事した。CVCCエンジンに携わった最後の世代であり、本人もこの時に「本田宗一郎最高顧問と多少お話ができた」ことが、入社以来の最大の思い出という。
ホンダ=本田技研工業は22日、吉野浩行社長(63)が取締役相談役になり、後任に福井威夫専務(58)が昇格する人事を発表した。宗国旨英会長は留任する。25日の取締役会で内定、6月下旬の株主総会後に就任する。
GM(ゼネラルモーターズ)ヨーロッパは、欧州での3月の販売実績を発表した。それによると総販売台数は前年同月比1.6%増となり、シェアは10.93%と伸びた。GMヨーロッパの乗用車・商用車合計のシェアはこれで6カ月連続のプラス。オペル『ベクトラ』のセダンや「GTS/GSI」シリーズ、新型サーブ『9-3』の販売が好調に推移しているのが主因だ。
ダイハツ工業は21日、中国市場向け専用となる新ブランド「DARIO」(ダリオ)を発表した。今年秋から第一汽車グループの一汽華利(天津市)で生産する小型SUV『テリオス』に新ブランドを冠し、年末から売り出す。21日開幕した上海モーターショーにも新ブランドによるテリオスを参考出品している。
ホンダは21日、取締役会を開き、コーポレート・ガバナンス体制を整備すると発表した。グローバルな事業展開を進めるため、権限委譲を加速して地域や組織の自立性を高めるとともに、経営管理機構の整備、コンプライアンスリスク管理体制を整備する。
スズキは、インドの四輪車生産販売子会社のマルチ・ウドヨク社が19日に生産累計400万台を達成したと発表した。記念すべき400万台目は『アルト800cc』だった。
米国フォード・モーターが発表した第1・四半期(1-3月期)決算によると、売上高は前年同期比3.7%増の410億3300万ドルで、純利益が8億9600万ドルとなり、昨年の第2・四半期(4-6月期)以来、3・四半期ぶりの黒字となった。
住友金属工業と住友商事は、中国広東省に鍛造クランクシャフトの製造会社を設立すると発表した。現地に進出している日系自動車メーカーや現地メーカーに供給する。
ヤマハ発動機は17日、車イス事業の効率化とユーザー満足度の向上を目指し、組織変更を行なった、と発表した。産業用ロボットの開発・製造・販売を行なうIMカンパニーに業務を集約、産業用ロボットの制御技術と電動車イスの開発技術を融合し、一層の技術開発力の向上を図る。