ホンダは1日、中国・上海市に昨年2月に設立した二輪研究開発拠点「本田摩托車研究開発有限公司」の業務をスタートした、と発表した。これまで国内で行っていた、現地向け車の開発を行う。
全国軽自動車販売協会連合会が1日発表した、3月の軽自動車販売台数によると、スズキとダイハツ工業の実績が3月として過去最高になった。期末の最大の需要期を狙い、ダイハツが新型『ミラ』、同『ムーヴ』で本格的な販売攻勢に出たためで、両社の同月のシェア差は1ポイントと、今年1月以降で最も縮まった。
日本自動車販売協会連合会が1日発表した2002年度の登録車販売実績によると、前年度実績を上回ったメーカーは、トヨタ自動車、日産自動車、日野自動車、日産ディーゼル工業の6社だった。大手5社といわれるメーカーのうち、ホンダ、三菱、マツダは前年度を下回った。
トヨタ自動車は、4月1日付けで、「レクサス国内営業部」を新設した。2005年に予定している国内でのレクサスチャンネルスタートに向けて、販売店の選定や開店準備を行う。
いすゞ自動車は、今年10月に予定していた川崎工場から藤沢工場への大型トラックの組み立て移管を2004年5月まで延期することを決定した。排ガス規制強化を前に、大型トラックの「特需」が発生しているため。
スズキは、2003年3月期連結決算が、長年の念願だった2兆円を突破するのが確実になったことを明らかにした。同社の鈴木修会長が明らかにした。
新年度入りした1日、自動車各社でも一斉に入社式が行われた。トヨタ自動車は、豊田市の同社スポーツセンター第1体育館に、新入社員1478人とともに奥田碩会長、張富士夫社長ら経営陣・幹部および労組関係者らが出席して辞令の交付などを行った。
日産自動車は、横浜工場1号館内で、工場見学者向けのゲストホールとエンジン博物館をオープン、3月25日に開所式を行った。エンジン博物館では、歴代のエンジンの展示や技術解説コーナー、エンジンの変遷や関連技術を紹介している。4月1日からは一般にも開放する。
トヨタ自動車の加藤裕明広報部長(社内呼称は広報部副部長)が4月1日付でアムラックストヨタの社長に就任した。後任は広報部主査の中井昌幸氏が広報部副部長(社内呼称)として着任した。ところが、加藤氏は広報部主査(部長待遇)のままアムラックストヨタに出向する形となっており、歴代広報部長経験者では異例の人事となった。
スズキは、鈴木修会長の長男である鈴木俊宏氏を新任取締役に選任する役員人事を内定した。6月27日の株主総会後の取締役会で決定する。ポスト鈴木修会長を巡っての争いが本格化してきた。