第39回東京モーターショーのスバルブースは、実際にクルマの購入を検討しているユーザーにとって、見所の多い展示となりそうだ。
スバル『B5-TPH』は、パーソナルクーペとステーションワゴンのクロスオーバーという新領域をめざしたコンセプトモデルだ。車名のB5は小型車『インプレッサ』クラスであることを表す。TPHは8月に同社が技術発表したばかりの「ターボ・パラレルハイブリッド」の略。第39回東京モーターショーにおけるワールドプレミア(世界初出)モデルだ。
三菱『Concept-X』(コンセプトエックス)のエンジンはアルミブロックの採用で軽量化された新開発2.0リットル直4・DOHCにターボを装着したもの。可変バルブタイミングシステムMIVECを吸排気両方に備え、全域で高トルクを発生するという。最高出力は300psをオーバーする見込みだ。
鷹の目のような厳しい顔つき、ボンネット上の大きなエアスクープ、巨大なオーバーフェンダー…三菱自動車が第39回東京モーターショーに出品する『Concept-X』は360度、どこから見ても次期『ランサーエボリューション』のスタディであることは明白だ。
ホンダ系の純正カーアクセサリーメーカー、ホンダアクセスは、新型『シビック』の発売(22日)に合わせ、モデューロ(Modulo)ブランドのカスタムパーツをリリースした。テーマは「エモーショナル」。
スバルの環境技術の目玉のひとつとして公開された試作軽電気自動車『R1e』だが、売りは最高速は環境性能だけではない。動力性能、とくに電気モーターが得意とする中低速領域の加速性能において、既存の電気自動車のみならず、ガソリンエンジン搭載の軽自動車をも上回る数値をマークしていることもセールスポイントのひとつだ。
スバルが2009年の発売を目指し、今年度にも東京電力と協同で実証実験を開始する試作電気自動車『R1e』。その最大の特色は、一般ユーザーによる電気自動車の運用を現実的なものとするに充分なスペックだ。
新型『ロードスター』(25日発表・発売)のエンジンはアルミブロックを持つ新世代の2.0リットル直4。が、カタログスペックにおける最高出力は170ps(MT)と、現代の水準では取り立てて高性能というわけでもない。
2.0リットルエンジン搭載、ボディも剛性アップ&サイズ拡大された新型『ロードスター』(25日発表・発売)だが、同等装備の旧型モデルに対して重量はほとんど増加していない。
軽量オープンスポーツの本流として、確固たる地位を築いたマツダ『ロードスター』。エンジン、シャーシなど、アーキテクチャーのほぼすべてが一新され、性能向上をみた新型モデルのライバルはなかなか見あたらない…。