スズキのインド子会社のマルチスズキは9月1日、スズキ初の電気自動車(BEV)『eビターラ』の欧州向け輸出を開始したと発表した。
グジャラート州ピパヴァヴ港から2900台以上がイギリス、ドイツ、ノルウェー、フランス、デンマーク、スイス、オランダ、スウェーデン、ハンガリー、アイスランド、オーストリア、ベルギーの12カ国に出荷された。
8月26日にグジャラート州ハンサルプールの製造施設で開催されたイベントでは、ナレンドラ・モディ首相がeビターラの生産開始を記念し、マルチスズキを「メイク・イン・インディア」イニシアチブのブランドアンバサダーとして称賛した。
eビターラはマルチスズキのグジャラート製造施設でのみ製造されている。今回の欧州向け輸出開始は、インドをeビターラの世界的な生産拠点として確立するスズキのロードマップにおける重要なマイルストーンとなる。
「メイド・イン・インディア」のeビターラは100カ国以上に輸出される予定で、インド国内市場でも販売される。eビターラは新しい電気自動車プラットフォーム「HEARTECT-e」をベースに構築され、先進技術と強さを組み合わせたデザインが特徴だ。