長瀬産業、インド・プネに新支店開設…自動車・化学産業の成長都市で事業拡大

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長瀬産業のインド現地法人のNagase India Private Ltd.は、インドのマハラシュトラ州プネ市に支店を開設したと発表した。

同社は中期経営計画ACE 2.0において、新規エリア(グローバルサウス)の事業拡大を育成領域の一つに位置付けている。今回のプネ支店開設は、インドでの事業展開を拡大・加速する取り組みの一環だ。

NAGASEグループは1964年のインド進出以来、化学品、ライフサイエンス、樹脂、自動車、エレクトロニクス産業分野を中心に事業を展開してきた。現在はムンバイ本店のほか、グルガオン、チェンナイ、バンガロールに支店があり、プネ支店は5つ目の拠点となる。

プネ市はマハラシュトラ州に位置するインド有数の工業都市で、インドの主要な自動車生産拠点の一つである。また、欧米企業も多く進出し、高付加価値な化学品や機能性材料を扱う企業が事業展開している。近年では日系企業を含む多くのグローバル企業が、研究開発や製造の拠点を設置する重要都市となっている。

特に近年、プネ近郊の自動車関連ビジネスが大きく伸長しており、同社は同地域を重要拠点の一つと位置付け、さらなる拡大を目指す。

Nagase Indiaは60年以上にわたるインドでの輸出入取引の経験とネットワークに加え、2012年には現地でコーティングアプリケーションラボを設立した。原材料の調達・流通にとどまらず、現地に適した原材料の機能・用途開発、それら原料を活用した最終製品の処方提案も行っている。また、複雑化・多様化する顧客のニーズに応じ、インド国内での最適なロジスティクス提案、日系企業のインド進出支援も行っている。

《森脇稔》

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