フォルクスワーゲンは8月27日、小型SUV『T-Roc』新型を世界初公開した。
第2世代となる新型T-Rocは先代モデルから全長を120mm延長し、より大きなプロポーションを実現。クーペライクなリアエンドなど特徴的なT-RocのDNAは継承しつつ、ダイナミックなデザインに進化した。
ライティングデザインも刷新され、フロントには新開発のLEDヘッドライトを標準装備。リア部分には連続したLEDクロスバーと赤く光るフォルクスワーゲンロゴを採用した。
インテリアは大幅に改良され、プレミアム品質のソフト素材と革新的技術を採用。ダッシュパネルには新開発のファブリックを使用し、バックグラウンドライティングと組み合わせてラウンジスタイルの雰囲気を演出する。
上位モデルの『ティグアン』や『タイロン』から多くの機能を採用。ドライビングエクスペリエンスコントロールの最新進化版や、T-Rocクラス初となるオプションのウインドスクリーンヘッドアップディスプレイを搭載し、速度やナビゲーション情報を運転席前方のウインドスクリーンに直接投影する。
室内空間は120mmの全長延長により大幅に拡大。身長1.85m以上の乗員がフロントシートに座っても、同程度の身長の乗員がリアシートに快適に座れる。スタイルバージョンでは14ウェイ電動調整式エルゴアクティブシートをT-Roc初採用し、マッサージ機能も備える。ラゲッジ容量は30リットル増加し475リットルとなった。
欧州市場では革新的なハイブリッドターボガソリンエンジンのみを展開する。発売時は48Vマイルドハイブリッドドライブ(1.5 eTSI)の85kW(116ps)と110kW(150ps)の2種類を用意する。その後、新開発のフルハイブリッドドライブシステム2種類も追加予定で、いずれも前輪駆動となる。