米当局、ホンダ「オデッセイ」など5車種141万806台を再調査[新聞ウォッチ]

エンジン部品に不具合があったという北米向けのホンダ・オデッセイ(2020年)
  • エンジン部品に不具合があったという北米向けのホンダ・オデッセイ(2020年)
  • ホンダ・リッジライン(2017年)
  • ホンダ・パイロット(2018年)

ホンダが主戦場の米国市場で販売した一部の車種についてエンジン部品に不具合があるとして、米道路交通安全局(NHTSA)が再び調査を開始したという。

NHTSAが発表したもので、きょうの日経などが報じている。記事によると、調査の対象は高級車ブランド「アキュラ」の16~20年式『MDX』、18~20年式『TLX』のほか、ホンダブランドの18~20年式『オデッセイ』、16~20年式『パイロット』、17~19年式『リッジライン』の5車種で合わせて141万806台。対象車種は走行中にエンジン部品が故障して停止する恐れがあるという。

ホンダは23年11月にエンジンの不具合を理由に米国で約24万9000台のリコール(回収・無償修理)を発表したが、NHTSAはそのリコールでは対処されなかった問題があるとして、24年11月から今回と同じ対象の約140万台を調査。その調査は終了したものの、その後もエンジンに使う「コンロッドベアリング」と呼ばれる部品に関する不具合の報告が相次いで寄せられており、新たな調査に踏み切ったという。

ちなみに、ホンダが昨年に米国で販売した新車台数は約142万台、1年間の販売台数に匹敵する大規模な再調査とみられており、安全への品質問題を巡る当局の調査が長引けばブランドへの影響も懸念される。

2025年8月27日付

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《福田俊之》

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