グーグルクラウドとフォーミュラE、視覚障がい者向けAI音声レポート開発へ…レース終了後数分で生成

フォーミュラE
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  • 日産フォーミュラE(東京E-Prix第9戦) (c) Formula E
  • ローラ・ヤマハABT(東京E-Prix第9戦) (c) Formula E

フォーミュラEとグーグルクラウドは、視覚に障がいのあるファンにもモータースポーツの魅力を届ける新たな取り組みとして、AIを活用した音声レースレポート・ポッドキャストの開発を発表した。

このプロジェクトは、ロンドンのグーグルクラウドサミットで、フォーミュラEのCEOジェフ・ドッズが発表したもので、グーグルクラウドの生成AI技術を活用し、各E-Prixの熱戦を描写豊かに振り返る音声サマリーを作成する。レポートはレース終了後まもなくオンデマンドで配信され、ファンが臨場感あふれるダイジェストを楽しめるようになる。

この取り組みは、2024年のロンドンE-Prix期間中に行われたグーグルクラウド主催のハッカソンが契機になっている。現在はRNIB(視覚に障がいのある人への情報提供や支援などを行う英国の慈善団体)との緊密な連携のもと開発が進められており、視覚障がい者のニーズに即した内容となるよう設計されている。


《森脇稔》

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