悪条件にこそ強い!冬でも雪でも使える『eCanter』は、すべての人に優しさあふれるEVトラックでした

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三菱ふそう eCanter
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音が静か。排気ガス出ない。歩道の横を走られても、むやみに構えなくて大丈夫な気がする…。最近、街中でもEVトラックを見かけるようになりましたが、普通のトラックとの印象の違いはこんなところでしょうか。

コロナ禍以降、今まで以上に物流が活発になり、小型トラックが活躍するシーンが驚くほど増えましたが、トラックが間近に来ると、なんとなく構えちゃうあの感じ、EVトラックの方が抑えられているような気がします。歩行者が行き交う街中では、特に気持ち的にも良い効果が大きいように思うんですよね。

そんなこんなで増加中のEVトラック、アイドリングを気にせずにエアコンを使えるなんていう、働く方にメリットいっぱいの夏場はいいとして、さて冬場はどうする? 大丈夫なの? と心配になるのもわかります。

三菱ふそう eCanter三菱ふそう eCanter

というのも、基本的に電池は暑さ寒さにはあまり強くないと言われており、特に寒いのには滅法弱いと認識されているからです。確かに私たちにとって、いちばん身近な充電池搭載製品であるスマートフォンも、スキー場などに持っていくと、あっという間に電池が減りますからね。もしやクルマも? と考えると不安になるのも当然のこと。

ましてや出始めのEVからは、そんな話もよく聞こえてきましたし…。まぁ、その理由は電池が空冷だったからというのが大きかったらしく、今は水冷やヒートポンプ等、さまざまな方法で温度管理がおこなわれています。

◆「バッテリーも乗員もあったか~」寒い時・場所でもノーストレスで走り出せる

「バッテリーは温度管理が非常に重要」と話す竹岡圭さん「バッテリーは温度管理が非常に重要」と話す竹岡圭さん

というわけで、今回のお題である三菱ふそうの『eCanter』の電池も、水冷式で管理されているので安心です。バッテリーというのは、温度管理が非常に重要で、人間が心地よいと感じる温度帯がバッテリーにとってもちょうど良いらしく、バッテリー温度管理システムが常に心地よい状態を保ってくれています。

それでも電池は心地よくても、やはり乗員が寒いと感じると、走行以外に電気を使うことが増えるのも事実。エンジン車のように燃料を燃やしていないEVは熱を作り出すのが苦手なので、車内を温める、つまり暖房はいちばん電気の消費量が大きくなります。そこで『eCanter』は、車室内の暖房効果を高めるキャブインシュレーターを採用し、シートヒーターやステアリングヒーターを設置。これだけで暖房使用時と比べて電力消費量を抑えることができます。

シートヒーターやステアリングヒーターは、言わばホットカーペットやホッカイロのようなもので、身体を直接温めてくれるから効果が高い。温まるのも温めるのも素早い。エアコンと比べると電力消費量も少ないのでEVには打ってつけなんですよね。

シートヒーターやステアリングヒーター、ウインドシールドヒーターのスイッチシートヒーターやステアリングヒーター、ウインドシールドヒーターのスイッチ

もうひとつ、冬場の走行で困るのは、フロントウィンドウの曇り。私もラリーの際はエアコンを切って走っているため、曇りには心の底から悩まされていたりしますが、『eCanter』にはこれを解決するべくウインドシールドヒーターが用意されています。

言わば熱線入りフロントガラスですが、この熱線が入ってると言われたところで、よくよく見ないとわからないくらい主張していないんです。日常的にも、視界の中でまったく気にならないのは嬉しいですよね。それに加えて、この熱線のおかげで、冬場の始動時の氷雪除去もあっという間。降雪地帯では特に朝の面倒事のひとつだと思いますが、便利なことこの上ナシのお役立ち装備です。

さらに、始動前にAC充電プラグがまだ繋がっている状態で、バッテリーを予熱できるのも、航続距離の確保に役立つポイントです。加えてフロントガラスの視界確保短時間で出来てしまうから、いわゆる暖気時間が短縮できるのもありがたいですよね。もちろん言うまでもなく、低温時でもEVシステムの起動は問題ありませんから、ササッと準備をすることができます。

◆アイスバーンや雪道でこそ威力を発揮する「回生ブレーキ」

回生ブレーキによるワンペダル走行は雪道やアイスバーンで威力を発揮!回生ブレーキによるワンペダル走行は雪道やアイスバーンで威力を発揮!

さらに、『eCanter』の走行性能はアイスバーンや雪道でこそ威力を発揮すると言っても過言ではありません。

その理由は、回生ブレーキを上手に使ったワンペダル走行にあります。氷雪路で何が怖いって、ブレーキペダルを踏むときがいちばんの恐怖。スーッと滑ってしまうのではないか? と、毎回ヒヤヒヤと気が抜けません。乗用車よりも重量のあるトラックだと尚更。それが、アクセルペダルを離すだけで、上手に減速してくれるのですから、これほど安心できることはないですよね。

アクセルペダルとブレーキペダルの踏みかえ回数も減りますから疲労度軽減にも繋がりますし、なんたってその状態で回生充電もできてしまうという効率の良さ。これまでヒヤヒヤしながら熱エネルギーとして捨てていたものを、また走るために使えるなんて、こんな効率のいいことありますか!? ですよ。

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しかも回生力が、ドライバー自身で走行中に簡単に変えられる、これも大きな魅力です。すでに『eCanter』を使われている方は、荷物の積載量に合わせて回生力を変えるというやり方で使用している方が多いと聞いていますが、氷雪路ではそれに加えて「減速力を変えるために使う」ことを主に考えると、また違った利便性を発揮できるかもしれません。

今回私は、積み荷を半積載状態で試乗したのですが、そこそこの斜度の下り坂でも、回生力をいちばん強めればワンペダルで余裕で走り切ることができました。ペダル踏みかえの必要がない簡便さと、どのペダルも踏んでいないという、いちばん不安定な時間が減るという安心感と、実際のクルマの安定感。ブレーキペダルでのコントロールが一切必要ないのは、こんなにも安心感が違うのかということを、さらに強く実感する経験になりました。

◆EVだからこそできる制御の緻密さと低重心の恩恵

三菱ふそう eCanter三菱ふそう eCanter

また、そのコースを逆走しての上り坂では、コーナー手前のアクセルオフで減速しすぎないために、回生力を少し落として走行するのがちょうどイイ感じ。またストレート区間の長いところでは、回生を切って転がす方向に使うのもアリと、シフトレバーの調整だけで走りがコントロールできてしまうのは、とにかくラクでした。

上り坂でアクセルペダルを踏みすぎてしまうようなことがあっても、ASR(空転防止システム)やESP(横滑り防止装置)等の電子制御システムが素早く働き、ドライバーとしては滑っているのを感じる前に『eCanter』がなんとかしてくれるので、何事も起こらないんですよね。こうした電子デバイスは、エンジン車では、エンジンで動力を作りそれをトランスミッションに伝え…といった具合で、どうしてもタイムロスがあるため、EVの方が約5倍反応が早いと言われていますが、まさにその通りを体感しました。

「低重心が効いているな~」と話す竹岡圭さん「低重心が効いているな~」と話す竹岡圭さん

さらに、どんなシーンでも効いているな~と実感したのは、低重心であること。『eCanter』には、3種類のバッテリーが用意されていますが、重量物である電池が低い位置に搭載されているため重心高が下がり、アイポイントは高いのに背の高いクルマを運転しているような感じが、まったくしないんですよね。安定感がしっかりあるので、トラックに乗り慣れていない人や、路面状況が不安定であればあるほど、威力を発揮してくれるに違いありません。また、横風が強い日も安心感はまったく違うと思います。

そして加速時。シフトの段付き感なく、そのままスーッと加速してくれるので、一定スピードに乗せるまでの素早さと、スピードコントロールのラクさ、その際にディーゼルエンジン車のようなグォーッという音もないので、とにかく快適スムーズなんです。

◆悪条件にこそ強い!すべての人に優しさあふれる『eCanter』

三菱ふそう eCanter三菱ふそう eCanter

そんな『eCanter』には、28型式の豊富なシャシラインアップが用意されています。キャブバリエーションは、標準、ワイド、EX拡幅キャブ。ホイールベースは2500mm~4750mm。架装バリエーションも、平ボデー、アルミブロック、バン/ウイング、冷凍&冷蔵、塵芥車、ダンプ、キャリアカー、脱着車、リアクレーンと…といった具合で、そこに合わせたバッテリーを搭載するということで、本当にさまざまな活躍の場が考えられそうなんですよね。海外でも38市場で活躍しているというのも頷けます。

『eCanter』は静粛性が高く、振動がなく、イージードライブにも適応し、安定感が高く、安全性も安心感もバッチリ! と言いますか、冬とか氷雪とか、悪条件にこそ強い!

それを改めて実感することで「ウチの4tロングワイドのパネルバンをこれに…」なんてことができるようにこれからも精進しようと心に誓った試乗となりましたが、とにかく働く人にも、周りの人にも、街の人にも、すべての人に優しさあふれる、それが『eCanter』のいちばんの魅力かもしれません。

FUSO I eCanter in the SNOW - 雪上機能紹介動画三菱ふそうトラック・バス『eCanter』公式サイトモータージャーナリスト 竹岡圭さんモータージャーナリスト 竹岡圭さん

竹岡圭|モータージャーナリスト、タレント
「クルマは楽しくなくっちゃネ!」をモットーに、さまざまな媒体で「喋って・書いて・走って」を実践する女性モータージャーナリスト。テレビのバラエティ番組のMCから、官公庁の委員まで、硬軟幅広く携わっている。モータースポーツでも、耐久レースやラリーレイドなど数々のレースに参戦、現在は全日本ラリー選手権に自らチームを立ち上げチャレンジ中。日本自動車ジャーナリスト協会(A.J.A.J.)副会長。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

《竹岡圭》

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