トランプ大統領強化関税、日本の自動車メーカーにも影響…新聞ウォッチ土曜エディション

マツダのメキシコ工場で生産される『CX-30』
  • マツダのメキシコ工場で生産される『CX-30』
  • 『ジムニーノマド』を生産するインドのマルチスズキ工場
  • 本田技研工業 青山本社、日産自動車 グローバル本社(参考画像)
  • 日産自動車の内田誠社長(左)とホンダの三部敏宏社長(右)
  • ホンダの青山本社(参考画像)

2月3~7日に掲載された連載コラム[新聞ウォッチ]のまとめです。トランプ大統領強化関税が注目の週、自動車業界は『ジムニーノマド』注文一時停止、ホンダ、日産合併・統合交渉破談がニュースになっています。



先月20日の第2次トランプ政権発足からわずか2週間足らず、「有言実行」というよりも“強言”実行という表現のほうがふさわしいかもしれない。






道路標識の「止まれ」や横断歩道の前では「一時停止」するのが当たり前だが、重大な欠陥でも見つからない限り、新型車の発表直後に注文を一時停止するというケースはほとんど聞いたことがない。






水面下で隠密に進めようとしている提携話や合併・統合交渉が事前に漏れると破談になる可能性が高いというジンクスがあることはこれまでも実証済みである。連日のように憶測記事が流れているホンダと日産自動車の経営統合協議についても、そのジンクスどおりになりそうな嫌な予感もする気配が漂ってきた。






「大山鳴動してネズミ一匹」というよく知られる故事もあるが、その一匹のネズミも捕まえられずに逃してしまった心境ではないだろうか。日産自動車が、昨年12月から始めたホンダとの経営統合の協議を打ち切り、白紙撤回する方針を固めたという。






今週に入り、各紙には連日のように「統合白紙」や「統合撤回」あるいは「協議打ち切り」などの見出しが飛び交っていた日産自動車とホンダの経営統合に向けた協議の行方は、すったもんだの末、交渉を打ち切ることに決まったようだ。


《宗像達哉》

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