グランプリ出版は、ホンダの二輪車『CB400FOUR』の誕生50周年を記念し、『ホンダ ドリーム CB400FOUR / CB400Fを哲学する - 魅力の根源を探る』を発売した。本書は、1974年に登場し、現在も高い人気を誇るホンダの名車CB400FOURの魅力を徹底分析したものである。
ホンダCB400FOURは、1974年の発売当初からスタイリッシュなデザインと優れた性能で注目を集め、現在も多くのファンに支持されているモーターサイクルだ。車両の開発背景やその魅力を知ることで、CB400FOURの存在が持つ意味を改めて理解する機会を提供する。
著者は、長年CB400FOURを愛好してきたオーナー。本書では貴重な当時のカラー写真や資料、関係者への取材内容を基に、そのデザインや人気の秘密を解き明かしている。500ページを超える大著で、CB400FOURの哲学や背景を深く掘り下げている点が特徴だ。本書は限定500部の刊行で、ファン必携の一冊といえる。
本書の原点は、2021年に自費出版された『CB400F論』である。著者自身の思いを形にするために執筆されたこの本を基に、読者からの意見やホンダ関係者の協力を得て、大幅な改訂と刷新が行われた。取材や調査を重ねることで、正確性を高め、読者が楽しみながら読み進められる構成となっている。
本書はCB400FOURの愛好者はもちろん、バイクの歴史やデザインに興味のある読者にとっても見逃せない一冊だ。

『ホンダ ドリーム CB400FOUR』
CB400Fを哲学する - 魅力の根源を探る
著者:入江一徳(いりえ・かずのり)
発行:グランプリ出版
体裁:A5判、並製、540ページ
定価:6600円(本体価格6000円+税10%)
発売:2024年10月30日
序章
第1章 CB400Fコンメンタール(逐条詳解)
第2章 CB400F初号機 探訪
第3章 CB400Fオーナーズアンケート
第4章 CB400F多角的デザイン考
第5章 CB400Fの魅力の背景とその強運
第6章 CB400F魅力の想起構造(モノとしてのゲニウス・ロキ)
第7章 仲間たちの群像 I「花添えし人々」
第8章 仲間たちの群像 II「見守りし人々」
第9章 CB400F開発プロジェクト「その意味」
第10章 「佐藤イズム研究」“ 駄馬にも意匠 ”
第11章 創り手の思想 佐藤允弥さんを語る
第12章 寺田五郎さんからの手紙
終章 私のCB400F讃歌