ブガッティの名車「タイプ55」に敬意、ハイパーカー『シロン』にイエロー+ブラック仕様が登場

ブガッティ・シロン・スーパースポーツの「55 1 of 1」とタイプ55スーパースポーツ
  • ブガッティ・シロン・スーパースポーツの「55 1 of 1」とタイプ55スーパースポーツ
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  • ブガッティ・シロン・スーパースポーツの「55 1 of 1」

ブガッティは5月23日、ハイパーカー『シロン・スーパースポーツ』の「55 1 of 1」(Bugatti Chiron Super Sport 55 1 of 1)を欧州で発表した。

同車は、ブガッティ創業者の長男、ジャン・ブガッティの象徴的な作品の一つ「タイプ55」に敬意を示したモデル。タイプ55の「スーパー・スポーツ」は、2.3リットル直列8気筒エンジンを搭載し、180km/hの最高速度を誇った。タイプ55は、ジャン・ブガッティがデザインした2シーターのロードスターだ。さらに、デュオトーンの塗装スキームを導入し、現代のブガッティのデザインにも影響を与えた。

「タイプ55スーパー・スポーツ」は38台しか製造されておらず、その希少性からコレクターズアイテムとして高い評価を受けている。このモデルは、グランプリカーのロードバージョンとしての先駆けでもあった。

55 1 of 1は、ジャン・ブガッティの革新的なデザインに敬意を表し、ドバイのブガッティパートナーと共同で開発された。タイプ55のデュオトーン塗装スキームを現代風にアレンジし、黒と黄色の組み合わせを採用。デザインの中心には、タイプ55を彷彿とさせる黒いセンターラインがあり、グリルデザインやリアフェンダーに黄色のラインが施されている。

内装にもタイプ55の影響が見られ、黒いレザーと黄色のアクセントが特徴。ヘッドレストには、55 1 of 1の刺繍が施され、ドアパネルには手縫いの「55」モチーフをあしらう。また、ジャン・ブガッティのサインがドアシルと専用プレートに刻まれている。

55 1 of 1はジャン・ブガッティのデザイン哲学を現代に蘇らせ、ブガッティの遺産を未来へと繋げる一台、としている。

《森脇稔》

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