三菱ふそう スーパーグレート 新型、ジャパンモビリティショー2023で世界初公開へ

三菱ふそう スーパーグレート新型
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  • FUSO eモビリティソリューションズ
  • eキャンターごみ収集車
  • ダンプ架装のeキャンター
  • ブランドスローガン「Future Together」

三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)は、10月25日から(一般公開は28日から)11月5日まで、東京ビッグサイトを中心に開催される「ジャパンモビリティショー2023(JMS 2023)」で、大型トラック『スーパーグレート』新型(プロトタイプ)を世界初公開する。

スーパーグレートは1996年に初代モデルを発売。2021年6月に発売された現行モデルでは、ドライバー異常時対応システム「アクティブ・アテンション・アシスタント」や左側死角の歩行者などを警告する「アクティブ・サイドガード・アシスト」など、商用車国内初の先進運転支援システムを搭載した。すでに公開されているティザー画像では、背の高いシルエット、点灯するLEDランプなど一部しか確認できないが、従来モデルとは大きくデザインが変わりそうだ。JMS 2023では、スーパーグレート新型のプロトタイプ(JMS 2023 展示用特別仕様車)を披露する。

MFTBCブースは、ブランドスローガンである「Future Together」の下、ユーザーやステークホルダー、そして社会と「共に未来を創り上げる」という想いを、積み木(キューブ)で表現。ブースではこのほか、カーボンニュートラル化をはじめとするサステナブルな社会の実現に貢献する製品・サービスを、実車や動画、パネルなどで紹介する。

2023年3月に国内で発売した『eキャンター』新型は、動力取り出し装置(ePTO)を搭載することで架装バリエーションを拡大。JMS 2023では、eキャンター新型の発売によって新たに架装バリエーションに加わったダンプ車両の実車を展示する。eキャンターは走行時に排ガスを一切出さず、振動や騒音が少ないため、環境や地域の暮らしに配慮した作業を可能にする。同時にごみ収集車(塵芥車)の実車も紹介。EVの持つ都会的なイメージを活かし、建築物との調和と汚れの溜まりにくい構造を目的とする直線を基調にした、フラットなデザインとなっている。

また、MFTBCは米国Ample社と、eキャンター新型を用いたバッテリー交換技術の共同実証を行っている。Ample社のモジュールを装着したeキャンターが同社のバッテリー交換ステーションに入庫すると、ロボットが自動でバッテリーを交換する仕組み。共同実証では5分でのバッテリー交換完了を目標にしており、今冬に国内での試験車両の走行を実施する。JMS 2023のブースでは、モジュールを装着したeキャンター新型の車両と、Ample社のバッテリー交換ステーションを展示する。

MFTBCは、EVトラックの導入・運用を包括的にサポートするソリューションプログラム「FUSO eモビリティソリューションズ」を展開。JMS 2023では、eキャンター専用のリース商品「FUSOグリーンリース」、車両の管理・モニタリングに役立つテレマティクスサービス「Truckonnect」などを紹介する。

《纐纈敏也@DAYS》

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