ハイエースのキャンピングカー「ワン!PiNG ACE」に“スポーティ&アウトドア”な新作…アウトドアドッグフェスタ2023

愛犬家にターゲットを絞ったハイエース

スポーティかつアウトドア、独自の味付け

ワンピングエース、今後の展開は?

トヨタモビリティパーツの長野支社が出展した『ワン!PiNG ACE(ワンピングエース)』。
  • トヨタモビリティパーツの長野支社が出展した『ワン!PiNG ACE(ワンピングエース)』。
  • 『ハイエース バン』の標準ボディ「スーパーGL」がベース。
  • 前席中央の「フロントセンターボード」は使い勝手がよさそうだ。
  • 細かな所にも見られるスポーティな演出。
  • TRDブランドのフューエルリッド。
  • 足元はアウトドアな雰囲気を醸し出す。
  • 白とグレーの迷彩柄が目をひくステアリングホイール。
  • 今後は展開が色々と拡大しそうな愛犬家向けのキャンピングカー。

八ヶ岳の麓で9月16・17日に開催された「アウトドアドッグフェスタ in 八ヶ岳 2023」には、トヨタの純正部品を取り扱うトヨタモビリティパーツの長野支社が『ワン!PiNG ACE(ワンピングエース)』を出展した。

◆愛犬家にターゲットを絞ったハイエース

ワンピングエースは、同社の神奈川支社が始めたハイエースをベースとしたキャンピングカー。その名の通り、愛犬と一緒に出掛けることを前提に企画されている。普段使いにおける取り回しの良さを考え、『ハイエース バン』の標準ボディ「スーパーGL」グレードを基に製作されている。

『ハイエース バン』の標準ボディ「スーパーGL」がベース。『ハイエース バン』の標準ボディ「スーパーGL」がベース。

ソファとして使用できる後席をフルフラットにすれば、大人2名がゆったり寝られる「ベッドモード」に変換できる。ベッドの下にも十分なスペースがあり、荷物の置き場所にも困らないだろう。シート表皮には凹凸のある合成皮革が使われており、犬が足を滑らせないように考えられている。傷や水汚れにも強く、抜け毛が付きにくいのは飼い主にとって嬉しい配慮だ。

運転席と助手席の間に取り付けられた「フロントセンターボード」には、小型犬用のクレートがしっかり固定できる。停車中は、ここに愛犬のベッドを置くのも良いだろう。飼い主が食事用のテーブルとしても使うのにも便利だ。

前席中央の「フロントセンターボード」は使い勝手がよさそうだ。前席中央の「フロントセンターボード」は使い勝手がよさそうだ。

◆スポーティかつアウトドア、独自の味付け

アウトドアドッグフェスタに出展したのは、地元のトヨタモビリティパーツ長野支社。神奈川支社が開発したモデルを基にしながらも、独自の味付けを加えて初のお披露目を行った。スポーティでありながら、アウトドアのイメージを醸し出すようにドレスアップしたという。

細かな所にも見られるスポーティな演出。細かな所にも見られるスポーティな演出。

スポイラーやカーボン調のフューエルリッド、フロントバンパーに装着されたデイタイムランニングライト、サイドステップなど、エクステリアはTRDブランドでまとめられている。ホイールは「LXモード」のハイエース用キャンピングカー仕様、タイヤは「NASCAR」モデルのグッドイヤーでアウトドアに合う雰囲気を演出している。内装では、ステアリングホイールに施された白とグレーの迷彩柄が目をひいた。

白とグレーの迷彩柄が目をひくステアリングホイール。白とグレーの迷彩柄が目をひくステアリングホイール。

長野県では、ハイエースを含め愛車にスポイラーなどを取り付けてドレスアップするユーザーが多いという。「都会的なイメージの『モデリスタ』とは違った選択肢を、お客さまに提案したいという意図もありました」と担当者はデザインコンセプトについて話す。今回が初出しとのことだが、初日からお客さんの反応には手ごたえを感じているという。

足元はアウトドアな雰囲気を醸し出す。足元はアウトドアな雰囲気を醸し出す。

◆ワンピングエース、今後の展開は?

神奈川支社独自の企画として始まったワンピングエースだが、その後、福井支社が採用。現在では長野のほか、静岡と岐阜の支社でも取り扱いが始まった。新しいグレードの追加と同様のインパクトがあるため、イベントでの集客やマーケティング面での訴求など販売店のサポートにも役立っているという。

今後は展開が色々と拡大しそうな愛犬家向けのキャンピングカー。今後は展開が色々と拡大しそうな愛犬家向けのキャンピングカー。

今のところ、ワンピングエース仕様のパーツ装着は新車に限定されているが、将来的には後付けキットも検討していきたいようだ。

《石川徹》

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