見てよし、使ってよし、走ってよし!エレガントなだけじゃない、万能ミニバン『セレナAUTECH』

初代でも親しまれていたセレナ『AUTECH』の2代目モデルが登場、2023年春にe-POWERモデルが加わった

AUTECH専用の特別塗装色の「カスピアンブルー/ダイヤモンドブラック」の2トーンカラー

精悍なブラック基調で質感の高いAUTECH専用インテリア

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見てよし、使ってよし、走ってよし!エレガントなだけじゃない、万能ミニバン『セレナAUTECH』
  • 見てよし、使ってよし、走ってよし!エレガントなだけじゃない、万能ミニバン『セレナAUTECH』
  • ドットパターンの専用グリルにシルバー基調のアクセントが美しいフロントマスク
  • 初代の「セレナ AUTECH」は幅広い世代に愛されており、今回の2代目も多くのユーザーが待ち望んだモデルだ
  • e-POWERの力強いドライビングフィールは、日常からロングドライブまで強い味方だ
  • カスピアンブルー/ダイヤモンドブラックの2トーンカラーはAUTECH専用の特別塗装色だ
  • スポークデザインにはAUTECHの“A”がさり気なく取り入れられている
  • セレナ AUTECH e-POWER
  • 専用ブラック本革巻ステアリング(ブルーステッチ)

過去に何度も年間販売台数でミニバンのベストセラーになったことのある人気車種だから、新型日産『セレナ』にも大勢の人が注目している。もちろん、これにて2代目となる『セレナAUTECH』にもだ。

“プレミアムスポーティ”をコンセプトとする「AUTECH」の名を冠した日産のカスタムカーは、2018年に従来型のセレナをベースとするセレナAUTECHを皮切りにスタートした。セレナとカスタマイズというのはもともと相性がよくて、初代セレナAUTECHが誕生する前から、日産モータースポーツ&カスタマイズ(旧オーテックジャパン)が関与したカスタムモデルが度々ラインアップされて人気を博してきた。

初代の「セレナ AUTECH」は幅広い世代に愛されており、今回の2代目も多くのユーザーが待ち望んだモデルだ初代の「セレナ AUTECH」は幅広い世代に愛されており、今回の2代目も多くのユーザーが待ち望んだモデルだ

セレナAUTECHが誕生してからもその上質さや作り込みの丁寧さなどにより、カスタマイズ志向を持ち個性を求めるユーザーから支持されている。さらに新型セレナにも引き続きラインアップされた、セレナAUTECHに多くのユーザーが期待しているに違いない。そこで2023年春に新登場となる最新e-POWERモデルのインプレッションをお届けする。

煌びやかなのに上質、大人が求める余裕を感じさせる特別なスタイリング

カスピアンブルー/ダイヤモンドブラックの2トーンカラーはAUTECH専用の特別塗装色だカスピアンブルー/ダイヤモンドブラックの2トーンカラーはAUTECH専用の特別塗装色だ

基準車とAUTECHモデルを比較すると、多岐にわたって差別化されていることがわかる。外観では、まず専用のボディカラーがまさしくそうだ。専用色4色を含む全7色が設定されており、特別塗装色のAUTECH専用色カスピアンブルー/ダイヤモンドブラックの2トーンカラーが印象的で専用エクステリアによく似合う。

エクステリアもAUTECH流のコーディネートがされており、メタル調のフロントプロテクター、専用シグネチャーLED&フィニッシャー、サイドシルプロテクター、リヤプロテクター、専用サイドターンランプ付電動格納式リモコンドアミラーなど、メタル調のフィニッシュパーツをぐるっとひとまわりに装着。低重心とワイドスタンスを印象付けスポーティさを演出している容姿は、遠くからみてもひと目でAUTECHだとわかる。

ドットパターンの専用グリルにシルバー基調のアクセントが美しいフロントマスクドットパターンの専用グリルにシルバー基調のアクセントが美しいフロントマスク

細かなディテールにも拘りがつまっていて、ドットパターンの専用フロントグリルは、どの角度から見ても美しく輝くように“水面のきらめき”をモチーフにした繊細なデザインで仕立てられた。さらに上質感を演出するべく、シグネチャーLEDの周囲にメタル調フィニッシュパーツを配して低重心と安定感を強調。プロントプロテクターとセットでデザインされた意匠を取り入れることで、よりアイデンティティの強いフロントマスクへと進化した。

スポークデザインにはAUTECHの“A”がさり気なく取り入れられているスポークデザインにはAUTECHの“A”がさり気なく取り入れられている

足回りに装着される16インチアルミホイールも、細部まで丁寧に作り込んだスポークフォルムにダーク金属調シルバーを組み合わせた専用品。スポークのデザインに注目すると、AUTECHの“A”の形になっているのもAUTECHらしい小技が効いた演出だ。

エレガントな室内空間で、日常の買い物から長距離ドライブまでシーンを選ばず快適に

専用ブラック本革巻ステアリング(ブルーステッチ)専用ブラック本革巻ステアリング(ブルーステッチ)

インテリアもさりげなく凝っていて、スポーティかつエレガントな空間を演出してくれているのが嬉しい。「AUTECH」発祥の地でもある、湘南の海のさざ波をモチーフにしたという新感覚の模様が描かれていて、ブルーの挿し色やロゴの刺繡がAUTECHらしさを強く印象づける。本革で仕立てられた専用ステアリングを筆頭に、いたるところに配されたブルーステッチはインテリアの上質感をさり気なくアップしてくれる。

ブラックレザレットシート「 AUTECH」刺繍(ブルーステッチ)ブラックレザレットシート「 AUTECH」刺繍(ブルーステッチ)

さらにe-POWER車は大柄な人でもゆったり座れるセカンドキャプテンシート仕様となり、ブラックにブルーステッチを効果的にあしらったレザレットシートは心地よい手触りだ。さらに精悍できゅっと引き締まったブラック基調でまとめられたインテリアは、AUTECH専用の設えとなることもポイントが高い。シックなインテリアを希望するならば、それだけでもAUTECHを選ぶ理由になるに違いないだろう。

e-POWER AUTECH「キャプテンシート」e-POWER AUTECH「キャプテンシート」

自然で柔らかな手触りのレザレットシートは、セレナAUTECHに相応しい高級感とともに、耐久性や耐水性に優れ掃除も簡単にできるなどファミリーユースにも適する実用性を兼ね備えたスグレモノだ。加えておざなりにされがちな3列目もちゃんと同じ表皮でコーディネートされているあたりも、さすがはファクトリーカスタムカーなればこそ。

加えて、本木のような見た目と手触りを表現した、鮮やかな木目が特徴的な紫檀(シタン)の柄とダークグレー色をベースに、ブルーに光るパールをあしらったというダークウッド調フィニッシャーも美しい仕上がりだ。

その他の装備については、インテリジェント アラウンドビューモニターやインテリジェント ルームミラーの他、ベース車では4WDでないと設定のない、ホットプラスパッケージ(ヒーター付ドアミラー、ステアリングヒーター、前席および2列目左右のヒーター付シート)やクリアビューパッケージ(ワイパーデアイサー、リヤLEDフォグランプ)が標準で与えられるのもありがたい。

もちろん数あるミニバンの中でもトップクラスの利便性はこれまでどおりで、車内空間が広いのはもとより、極めてアレンジ性に優れる他、収納スペースの配置やつくり、ガラスウインドウ部分を独立して開閉できるデュアルバックドアなど、ひとつひとつが本当によく考えられていて感心せずにはいられない。

セレナ AUTECH「e-POWER」がイチオシ!フラッグシップモデルに相応しい走りと充実装備

e-POWERの力強いドライビングフィールは、日常からロングドライブまで強い味方だe-POWERの力強いドライビングフィールは、日常からロングドライブまで強い味方だ

走りについてはベース車がグンとレベルアップしたことからあえて手が加えられていないが、実際にドライブしてもそれは大いに納得できる。ミニバンながらスポーティで、そのままでも十分に走って楽しめるのだ。e-POWERの静かでなめらかでリニアな加速フィールと、背高ミニバンとは思えないほど一体感のあるハンドリングなど、すべてにダイレクト感があり本当に気持ちよく走れる。さらには同乗者が乗り物酔いしにくいよう、走りをはじめ様々な観点から改善が図られていることも強調しておきたい。

そんなわけでセレナAUTECHは、特別感のある内外装だけでなく、実用性にも優れ走りまでよいという非常にマルチな才能の持ち主であることがわかった。見ても、使っても、走っても、どんな日常生活のシチュエーションにおいてもフレンドリーな存在で、ドライバーにとっても同乗者にとっても、高い満足感を与えてくれることうけあいだ。

煌びやかなのに上質、大人の余裕を感じる
『セレナAUTECH』の詳細はこちら

岡本幸一郎|モータージャーナリスト
1968年、富山県生まれ。学習院大学を卒業後、自動車情報映像の制作や自動車専門誌の編集に携わったのち、フリーランスのモータージャーナリストとして活動。幅広く市販車の最新事情を網羅するとともに、これまでプライベートでもスポーツカーと高級セダンを中心に25台の愛車を乗り継いできた経験を活かし、ユーザー目線に立った視点をモットーに多方面に鋭意執筆中。日本自動車ジャーナリスト協会会員。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

《岡本幸一郎》

岡本幸一郎

1968年、富山県生まれ。学習院大学を卒業後、自動車情報映像の制作や自動車専門誌の編集に携わったのち、フリーランスのモータージャーナリストとして活動。幅広く市販車の最新事情を網羅するとともに、これまでプライベートでもスポーツカーと高級セダンを中心に25台の愛車を乗り継いできた経験を活かし、ユーザー目線に立った視点をモットーに多方面に鋭意執筆中。日本自動車ジャーナリスト協会会員。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

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