【F1 サウジアラビアGP】ペレスが初のポールトゥウィン、15番手スタートのフェルスタッペンが意地の2位でレッドブルの1-2

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ジッダ市街地コースで19日(現地時間)、F1第2戦サウジアラビアGPの決勝レースが行われ、セルジオ・ペレス(レッドブル)がポールトゥウィン、15番グリッドのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が2位に入り、開幕戦に続きレッドブルが1-2フィニッシュを飾った。

18日に行われた公式予選ではセルジオ・ペレス(レッドブル)がポールポジションを獲得。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)はトラブルでQ2敗退となり、15番手で予選を終えた。予選2番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)。しかしルクレールは第2戦にして3機目のコントロールエレクトロニクスを投入する事態となり、10グリッド降格のペナルティを受けて11番グリッドとなった。予選3番手を獲得し2番グリッドに繰り上がったのはフェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)。ペレスとともにフロントローからスタートする。

1周6.174kmとスパ・フランコルシャンに次ぐ長さを持つジッダ市街地コースでの決勝レースは50周で争われる。スタートではアロンソが一気にペレスを抜き去りトップに浮上。2013年第5戦スペインGP以来、10年ぶりの優勝に向け、絶好のスタートを切った。しかしペレスのペースは速く、4周目にはアロンソを抜いてトップに。ここからペレスは後続を引き離し、独走体制に持ち込んだ。

18周目、コースサイドに止まったマシンを回収するためセフティーカーが導入された。このタイミングで、タイヤ交換を済ませていなかった上位のマシンは一斉にピットイン。ペレスはトップを守り、アロンソも2位をキープした。3位もセフティーカー前と同じくジョージ・ラッセル(メルセデス)がポジションキープ。そして15番グリッドスタートから5位まで順位を挽回していたフェルスタッペンが4位に上がってきた。

ペレスはアロンソに5秒以上差をつけていたが、このセフティーカーで差はゼロに。しかしリスタート後も快調に飛ばし、改めて後続との差を広げていった。

フェルスタッペンは24周目にラッセルを、25周目にアロンソを抜いて2位に浮上。この時点でペレスとの差は5.8秒あった。ここから2人の真剣勝負がスタート。ペレスとフェルスタッペンは互いにファステストラップを叩き出しながら、お互いが限界ギリギリの走りをみせた。40周目には4.3秒まで差は詰まったが、フェルスタッペンの追い上げはここまで。ここから徐々に差は開き、ペレスが自身初となるポールトゥウィンを達成した。

フェルスタッペンは勝てなかったものの、ファイナルラップにファステストラップをペレスから奪い返し、意地の1ポイントを加算して2位でチェッカーを受けた。3位でチェッカーを受けたのはアロンソ。アロンソは2戦連続の表彰台となった。アロンソについては表彰式後に10秒加算ペナルティの判定が出され、さらに取り消され、ラッセルと一時順位が入れ替わっている。(編集部注:アロンソの順位について変更再公開)

16番グリッドスタートの角田裕毅(アルファタウリ)はタイヤ交換を遅らせる作戦で一時6位まで浮上してきた。うまくセフティーカーラン中にタイヤ交換を済ませ8位で復帰。ここから大混戦の中、数々のバトルを繰り広げた。しかし後ろから迫るマシンのペースが速く苦戦。最終的に11位でチェッカーを受けた。

次戦、第3戦オーストラリアGPは3月31日から4月2日の日程で開催される。

■サウジアラビアGP 決勝レース結果

1位:セルジオ・ペレス(レッドブル)
2位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
3位:フェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)

11位:角田裕毅(アルファタウリ)
14位:N. デ・フリース(アルファタウリ)

《藤木充啓》

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