日産とルノー、出資比率見直し決定を先送り、協議は継続へ[新聞ウォッチ]

日産自動車グローバル本社
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国内で新たに10万5188人の新型コロナウイルス感染が確認されたそうだ。1日当たりの新規感染者が10万人を超えるのは9月14日以来、2か月ぶりという。北海道では初めて、東京都でも2カ月ぶりに1万人を超えるなど、新規感染者は全国的に増加傾向にあり、インフルエンザの流行懸念とともに「第8波」への警戒が強まっている。

こうした中、内閣府の発表によると、GDPの約6割を占める個人消費の伸びが前期比0.3%増にとどまるなど、日本経済の先行きも心配だ。

心配といえば、企業連合を組む日産自動車と仏大手ルノーの資本関係見直しの行方も気にかかる。きのう(11月15日)は三菱自動車を含めた3社の首脳会談が横浜市の日産本社で開かれ、ルノーが目指す電気自動車(EV)新会社に対する出資や、日産とルノーの資本関係見直しなどを協議したそうだ。

だが、きょうの産経や毎日が取り上げているが、「日産が持つ知的財産の扱いなどEV新会社を巡る議論が難航し、結論は先送り」となって「当初想定していた11月15日の発表は見送られて、3社は継続して協議する」とも伝えている。

交渉が決裂して物別れに終わらなかっただけでも救われたようだが、今週末は、2018年11月19日にあのカルロス・ゴーン被告が逮捕されてから丸4年を迎える。もう4年なのか、それともまだ4年なのかは、利害関係の微妙な差で大きく違うようだ。

2022年11月16日付

●新型コロナ、国内感染10万5188人、東京・北海道1万人超(読売・1面)

●GDP4期ぶりマイナス、年1.2%減、第7波・値上げ響く、7~9月期(朝日・1面)

●観光地戻った活気晴れぬ不安、人手不足、コロナ第8波、物価高(朝日・6面)

●アマゾン1万人削減、週内にも「アレクサ」部門など、米報道(毎日・6面)

●出資比率見直し決定を先送りへ、日産・ルノー(毎日・6面)

●訪日クルーズ来年3月再開、運航継続、船医が判断(東京・22面)

●デンソー、競合は巨大テック、専用ソフトが主戦場、開発に年2500億円(日経・16面)

《福田俊之》

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