アルピーヌ A110EV はA110Rにそん色ない性能…パリモーターショー2022

パリモーターショー2022:アルピーヌA110 e-ternite
  • パリモーターショー2022:アルピーヌA110 e-ternite
  • パリモーターショー2022:アルピーヌA110 e-ternite
  • パリモーターショー2022:アルピーヌA110 e-ternite
  • パリモーターショー2022:アルピーヌA110 e-ternite
  • パリモーターショー2022:アルピーヌA110 e-ternite
  • パリモーターショー2022:アルピーヌA110 e-ternite
  • パリモーターショー2022:アルピーヌA110 e-ternite
  • パリモーターショー2022:アルピーヌA110 e-ternite

アルピーヌ「A110R」はモーターショー直前に発表され話題をさらったが、これより2か月ほど前にEV版の『A110』が発表されていたのをご存じだろうか。パリモーターショー2022でもその雄姿を見ることができた。

アルピーヌA110 e-ternite」はアルピーヌブランド60周年を記念して作られた。e-terniteはフランス語で「永遠」を意味する言葉で同ブランドの永続性が込められている。最初の発表は2022年7月、フランスGPの会場だった。パリモーターショーが2回目の披露となる。

パワートレイン含むEVシステムはルノー『メガーヌ』のE-Techがベースとなっている。バッテリー容量は60kWh。モーター出力は178kW(約239HP)、最大トルクは300Nm。EVながら2速のDCTを搭載し最高速度は250km/hまで達する。航続距離はWLTCで420kmというので実用性も十分だ。ボディがロープロファイルであり2シーターということで、バッテリーは床下ではなく座席の後ろに配置される。

こだわったのは内燃機関版のA110Rとの性能差を最小限に抑えたことだ。たとえば、「e-ternite」の前後の重量配分が42:58となっているところA110 Rは43:57だ。0-100km/h加速も4.5秒という数字はA110 Rの4.4秒とそん色はない。車重は1378kgと内燃機関版から200kgほど増えただけだ。

A110 E-terniteは実験車両としての側面を持つが、同社では2025年までに少なくとも3車種のEVを市場に投入する予定があるそうだ。

《中尾真二》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集