IT見本市「CEATEC」が3年ぶりリアル開催…ソニーなど500社以上が出展[新聞ウォッチ]

CEATEC 2022(プレスデー)
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  • ルノー4(パリモーターショー2022)
  • BYD(パリモーターショー2022)

きのうは世界最大級の自動車見本市「パリ国際自動車ショー」が例年になく地味に開幕したことを伝えたが、日本では先端技術を紹介する国内最大級のIT(情報技術)見本市「CEATEC(シーテック)2022」が、千葉市の幕張メッセで10月18日から21日まで一般公開される。

コロナ禍の影響で、昨年まで2年連続でオンライン開催となっていたが、今回は3年ぶりのリアルでの開催。オンラインのみの参加も含め、562の企業・団体が出展し、半数近くが初出展となるという。

きょうの各紙も「メタバース新サービス続々、ショールーム質感も表現、人材『派遣』、大手電機脱炭素に力」(朝日)や「メタバース体験目玉に、ビジネス向け実用化探る」(日経)などのタイトルで見どころを取り上げている。

それによると、今年の目玉はネット上の巨大仮想空間「メタバース」を体験できる特設ブースを設けるなど、世界的な潮流に商機を見いだそうと各社が意欲を見せているようだ。

このうち、ソニーグループはVR(仮想現実)のアプリケーション「クライメイトステーション」を出展。ヘッドセットをつけて、空間内に浮かぶパネルにコントローラーのカーソルを合わせると、会議室の場所が大都市から湖畔まで、気分に合わせて変えられるほか、資料がうつるパソコン画面をメタバース内に持ち込んで編集もできるという。

また、日立製作所は車輪に内蔵するモーター(インホイールモーター)を初めて展示。モーターを車輪に置くことで車内空間を広げる狙いがあり、移動中に車内で音楽ライブが楽しめるそうだ。

富士通は都市の交通状況を仮想空間上に再現した「デジタルツイン」を出展。監視カメラの映像などをもとに、ロンドンの街全体を再現。混雑緩和のためにガソリン車での入場が有料な区域を設けた際、二酸化炭素(CO2)排出量や移動にかかる時間がどう変化するかなど、施策実施前に仮想空間でシミュレーションできるなどと伝えている。

このほか、三菱電機は、アルコール消毒や検温をしてくれるロボットの体験コーナーや、バスでの園児の置き去りが相次いだことを受け、人が取り残されていることを警告するセンサーを搭載した試作車も展示するという。

2022年10月18日付

●自動運転バス公開、JR西(読売・7面)

●メタバース新技術体験、シーテックきょうから、専用ゴーグルで会議(読売・7面)

●調布市道路陥没2年、東日本高速来春開始、地盤補修遠い住民理解(読売・27面)

●値上げ家電もゲームも人形も、円安、燃料高(朝日・3面)

●通園バス安全装置負担ゼロ、全国4万4000台対象(毎日・1面)

●円安進行、148円台後半(毎日・7面)

●岸田内閣支持続落40.9%、本社・FNN合同世論調査(産経・1面)

●日産「不平等」解消の好機、資本提携見直し協議急ぐルノー(産経・11面)

ルノー「4」EVで復刻、CEOパリの見本市で発表(産経・11面)

ルノー4(パリモーターショー2022)ルノー4(パリモーターショー2022)

●エコカー減税基準厳しく、自民税調会長、燃費性能向上促す(産経・11面)

●「世界の工場」分離の代償、ゼロチャイナなら国内生産53兆円消失、ホンダ・アップルが備え(日経・1面)

●中国BYD、独仏で乗用EV、パリ自動車ショー開幕(日経・15面)

スバル、北米EV難路、歴史的円安も株価軟調、米支援法、国内生産に逆風(日経・16面)

《福田俊之》

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