ボディカラーが変化する…BMW『iX』を博物館に展示

ドイツのBMWヴェルトに展示されているBMW iX フロー
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BMWグループは、車体表面の色合いを変えることができるBMWiXフロー』(BMW iX Flow)を2月14日から、ドイツのBMW本社の自動車博物館「BMWヴェルト」に展示した。

新世代EVのBMW『iX』をベースにしたコンセプトカーが、iXフローだ。「Eインク」を採用することにより、ドライバーの操作で、車体表面の色合いを変えることができる。これは、特別に開発されたボディラップによって可能になった。電気信号によって刺激されると、電気泳動テクノロジーが車体の表面の色の色素を変化させ、ボディカラーを変えることができるという。

Eインクと呼ばれるテクノロジーは、エネルギー効率に優れるのが特長だ。ディスプレイやプロジェクターとは異なり、電気泳動技術は、選択した色の状態を一定に保つためのエネルギーを必要としない。電流は、色を変化させる短い時間のみ流れる。電気泳動テクノロジーによる色の変化は、電子書籍リーダー向けディスプレイを手がけるEインク社によって開発された技術がベースだ。 Eインクを採用したBMW iX フローの車体表面のコーティングには、人間の髪の毛の太さに相当する大きさのマイクロカプセルが配されている。

マイクロカプセルには、負に帯電した白色顔料と正に帯電した黒色顔料が含まれている。電界による刺激により、白または黒の顔料がマイクロカプセルの表面に集まり、車体の色合いを変えるという。

《森脇稔》

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