BMWは、7月10日に英国で開幕する「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2025」において、高性能EVのテスト車両『ヴィジョン・ドライビング・エクスペリエンス』を英国で初公開する。
この車両は、次世代EVを示唆する『Vision Neue Klasse(ビジョン・ノイエ・クラッセ)』をベースに開発されたものだ。ドライビングダイナミクスを物理的限界まで押し上げることを目的に設計されている。「上海モーターショー2025」で初公開された際には55度の傾斜路を登坂することに成功しており、今回のグッドウッドでは最大1万8000Nmのトルクを発揮して有名なヒルクライムコースに挑む。
来場者は、会場内のフューチャーラボでBMWヴィジョン・ドライビング・エクスペリエンスを間近で見ることができる。
同車両は市販化の予定はないものの、次世代EV「ノイエ・クラッセ」向けに開発されたドライブトレインと走行ダイナミクス管理技術のストレステストを行う車両としての役割を担っている。
「ハート・オブ・ジョイ」と呼ばれるこの技術は、2025年秋から始まるノイエ・クラッセの初の市販モデルに搭載される予定だ。