ヤマハ発動機は2月15日、『テネレ700ワールドレイド』(Yamaha Ténéré 700 World Raid)を欧州で発表した。
テネレ700ワールドレイドは、『テネレ700』がベース。テネレ700は、世界で最も過酷なラリーのひとつ、「ダカールラリー」を1980~1990年代に牽引し、輝かしい歴史を持つ「Ténéré」ブランドを継承したアドベンチャーツアラーだ。

排気量689ccの水冷直列2気筒の270度クランクエンジンを軽量ボディに搭載し、乗車姿勢自由度の高い車体、耐久性や整備性の高さ、荷物積載時の高い適応力など、オフロード+アドベンチャー+ツーリングの各要素を高次元でバランスさせた。
「Exciting Adventure Ténéré」のデザインコンセプトに沿って、特徴的なヘッドライトやタンクに、3分割シールドを織り込んだハイフェイスは、アドベンチャースピリットを表現している。

テネレ700ワールドレイドは、テネレ700をベースに、信頼性と快適性を高める最新のサスペンション、改良されたエルゴノミクス、ラリーにインスパイアされたスタイリング、着信とテキストメッセージ通知機能を持つマルチモードシステムを備えている。
テネレ700ワールドレイドには、燃料タンク容量をテネレ700の16リットルから、23リットルに増やしたデュアルサイドマウント燃料タンクを装備した。これにより、ヤマハで最も長距離を走行できるアドベンチャーバイクになるという。燃料満タンで最大500kmの航続が見込まれている。
