ホンダ シビック 新型、日本にない2.0リットル自然吸気エンジン設定…米国発売

最大出力180hpの1.5リットルターボ搭載

最大出力158hpの2.0リットル自然吸気搭載の「スポーツ」設定

最新の「ホンダ・センシング」を標準装備

ホンダ・シビック・ハッチバック 新型(米国仕様)
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ホンダの米国部門は9月20日、新型『シビック・ハッチバック』(Honda Civic Hatchback)を米国市場で発売した。現地ベース価格は、2万2900ドル(約250万円)と発表されている。

初代『シビック』は1973年、米国市場に導入された。それ以来、シビックは米国で約1200万人の顧客を獲得してきた。新型シビックハッチバックは、シビックシリーズとしては11世代目モデルになる。

最大出力180hpの1.5リットルターボ搭載

新型の「スポーツツーリング」グレードには、1.5リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンを搭載する。最大出力は180hp/6000rpm、最大トルクは24.5kgm/1700~4500rpmを引き出す。従来型に対して、パワーは6hp、トルクは2kgm向上している。

ターボの配管の効率化や「VTEC」の排気バルブ側への追加など、複数の改良によって、燃費性能のさらなる向上が図られた。この1.5リットルターボエンジンに組み合わせるCVTは、トルクコンバーターの性能を引き上げるとともに、「ステップシフト」プログラムを改良している。6速MTも選択できる。

スポーツツーリンググレードには、ドライバー正面にオールデジタルLCDインストルメントディスプレイを採用した。10.2インチの高解像度フルカラーLCDパネルには、カスタマイズ可能なさまざまな情報が表示される。ディスプレイの中央部分には、演奏中の音楽やトリップコンピューターなど、ユーザーが選択できるさまざまな情報が表示される。先進運転支援システム(ADAS)の「ホンダ・センシング」の状態も表示。シビック史上最大サイズの9インチのカラータッチスクリーンディスプレイ、12個のスピーカーを備えたBose製プレミアムサウンドシステム、Qi対応のワイヤレス充電、低速ブレーキ制御機能を備えたシングルカメラのホンダ・センシング システムも装備している。ホンダ・シビック・ハッチバック 新型(米国仕様)ホンダ・シビック・ハッチバック 新型(米国仕様)

最大出力158hpの2.0リットル自然吸気搭載の「スポーツ」設定

「スポーツ」グレードも用意される。日本仕様には設定されない自然吸気の2.0リットル直列4気筒ガソリンエンジンを搭載する。最大出力は158hp/6500rpmで、クラス最高のパワーという。最大トルクは19.1kgm/4200rpm。トランスミッションには、6速MTとCVTを組み合わせた。

スポーツには、ロープロファイルタイヤ、ブラックのエクステリアアクセント、クロームエキゾーストフィニッシャーを装備する。専用デザインの18インチアルミホイールで、足元を引き締めた。

インテリアには、アップグレードされた8スピーカーオーディオシステム、スポーツ専用のシート、レザー仕上げのステアリングホイールとシフトノブ、CVTのパドルシフト、スポーツペダル、スポーツモードが標準装備された。Apple「CarPlay」とグーグル「AndroidAuto」、プッシュボタンスタート、デジタルメーター、7インチのカラータッチスクリーンも標準装備されている。ホンダ・シビック・ハッチバック 新型(米国仕様)ホンダ・シビック・ハッチバック 新型(米国仕様)

最新の「ホンダ・センシング」を標準装備

全車に最新のホンダ・センシングを標準装備した。アダプティブクルーズコントロール(ACC)、レーンキーピングアシストなどの機能に、トラフィックジャムアシストが加わる。

トラフィックジャムアシストは、渋滞時の運転を支援する機能だ。高速道路での低速走行の時、前走車の車速変化に合わせながら車間距離を保ち、車線の中央付近を維持するようにステアリング操作を支援することで、ドライバーの運転負荷を軽減する。車線と前走車の検知には、カメラとミリ波レーダーを使う。

また、新型には、車から降りる際、後席に子どもを置き去りにするのを防止する後席リマインダーと、後席シートベルトリマインダーも標準装備されている。

《森脇稔》

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