◆1.6リットルターボ+ツインモーター

PHVパワートレインは、直噴1.6リットル直列4気筒ガソリンターボ「PureTech」エンジンが、最大出力200ps/6000rpm、最大トルク30.6kgm/3000rpmを発生する。フロントとリアに置かれるモーターは、フロント側が最大出力110ps、リア側が最大出力113psを引き出す。
エンジンとモーターを合わせたシステム全体のパワーは360ps、トルクは53kgmで、4輪を駆動する。強力なPHVパワートレインの効果で、0~100km/h加速は5.2秒、最高速は250km/h(リミッター作動)の性能を発揮する。
◆EVモードは最大42km

5種類の走行モードが、センターコンソールのモードセレクターで切り替えられる。「エレクトリックモード」は、100%電気駆動となり、都市部のグリーンゾーンにアクセスでき、最高速140km/hまでゼロエミッション走行が可能だ。
「ハイブリッドモード」は、状況に応じてエンジンと電気モーターの動力源を自動的に選択し、エネルギー消費を最適化する。「コンフォートモード」は、ハイブリッドモードでさらにサスペンションをソフトにし、快適な走りを実現する。
「スポーツモード」は、360psのパワーでドライビングプレジャーを味わえるモードだ。ステアリング、ショックアブソーバー、アクセレーションマッピング、エンジンサウンドを統合制御する。
つねに最高のパワーを発揮できるよう、エンジンがバッテリーを確実に充電する。「4WDモード」は、滑りやすい路面状況でも最大限のトラクションを確保する。3モード可変ショックアブソーバーは、コンフォート、ハイブリッド、スポーツの各モードで最適化された。
◆プジョースポールがシャシーを強化

508PSEでは、エアロダイナミクス性能が追求されている。フロントは、シャープなグリル、専用のフロントバンパー、エアスクープ、「クリプトナイト・モノグラム」が特長だ。ボディサイドには、特別な3つのウイングレットや3本爪のクォーターホイールトリムが採用される。リアには、陽極酸化処理を施したブラックエキゾーストアウトレット、グロスブラックのセンターディフューザーが配された。
ボディカラーは3色で、特別色のセレニウムグレー、ペルラネラブラック、パールホワイトが用意された。モノグラムはすべてブラックとし、ベース車両が備えているスポーツ性を強調している。
◆専用仕様のプジョー「i-Cockpit」

i-Cockpitのグラフィックアニメーションやセンターコンソールの10インチHDスクリーンには、プジョー・スポール・エンジニアードのシグネチャーが採用され、このモデルが特別なものであることを示している。
「コンフォートフィット」と呼ばれる専用シートを装備する。シート表面はレザー、3Dメッシュ、アルカンターラを組み合わせた個性的なデザインとした。助手席側には、トラモンタングレーと「クリプトナイト」のダブルステッチが施された。オーディオは、FOCAL製の Hi-Fiシステムが標準装備されている。
また、ナイトビジョン、ストップ&ゴー機能付きアダプティブクルーズコントロール、車線逸脱警告システム、アクティブセイフティブレーキなど、ベース車両と同じ先進運転支援システム(ADAS)を備えている。
グループPSAジャパンは、プジョーブランドの体感イベント「LION EXPERIENCE 2021」を9月2日から5日まで、六本木ヒルズ(東京・港区)大屋根プ……