BMW iX に頂点「xDrive50」、523馬力ツインモーター… IAAモビリティ2021に展示へ

0~100km/h加速は4.6秒

前面空気抵抗を示すCd値は0.25

BMWの量産車初の六角形ステアリングホイール

12.3インチと14.9インチの2つのディスプレイ

BMW iX の「xDrive50」
  • BMW iX の「xDrive50」
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BMWグループ(BMW Group)は、9月にドイツで開催されるIAAモビリティ2021に、新世代EVのBMW『iX』の高性能グレード、「xDrive50」を出展する。7月28日、BMWグループが発表した。

0~100km/h加速は4.6秒

iXには、第5世代の「BMW eDrive」テクノロジーが採用される。モーターは、フロントアクスルとリアアクスルに搭載された。xDrive50の場合、ツインモーターは最大出力523hp、最大トルク78kgmを引き出す。0~100km/h加速は4.6秒で駆け抜ける。

xDrive50のバッテリーの蓄電容量は、105.2kWhと大容量とした。その効果で、1回の充電での航続(WLTPサイクル)は、最大630kmとなる。

iXでは新しい充電技術により、高い充電出力でDC(直流)急速充電できる。xDrive50は最大出力200kWで急速充電できる。およそ35分でバッテリー容量の80%を充電することが可能だ。10分の急速充電で、xDrive50は最大で150km走行分のバッテリー容量を充電できる。BMW iX の「xDrive50」BMW iX の「xDrive50」

前面空気抵抗を示すCd値は0.25

エクステリアは、ボンネットのBMWロゴの下に設置されたフロントウインドウウォッシャー液のフィラーネック、ボタンにタッチすることで作動する同一面に設定されたドアオープナーハンドル、見えないように組み込まれたセンサー、テールゲートのBMWエンブレムに組み込まれたクリーニングシステム付きリアビューカメラが採用された。

また、BMW iブルーのアクセントが、持続可能な特性にアクセントを与えている。オプションでダイナミックなデザインのエクステリアの「スポーツパッケージ」と、「BMW Individual」の「エクステリアラインチタニウムブロンズ」が選択できる。

アルミスペースフレーム構造とカーボンケージによる軽量化が図られた。フロントとリア、アンダーフロアセクション、ホイールのエアロダイナミクス対策により、空気抵抗を軽減。前面空気抵抗を示すCd値0.25を達成する。オプションで21インチと22インチのエアパフォーマンスホイールが用意されている。BMW iX の「xDrive50」BMW iX の「xDrive50」

BMWの量産車初の六角形ステアリングホイール

iXは新技術ツールキットによって、自動運転やデジタルサービスの分野でのさらなる進歩が可能になった。データ処理のための高いレベルの演算能力、パワフルなセンサー、5G対応が最適化された自動運転や駐車機能のベースになるという。

iXは、BMWグループで六角形のステアリングホイールを装備した初の量産車となる。サーキットにインスピレーションを受けた形状によって、操作性が向上し、インフォメーションディスプレイの視認性も引き上げられたという。新設計のマルチファンクションボタンも採用されている。

インテリアは、ゆったりとした空間、高品質素材の組み合わせ、スリムなダッシュボード、ヘッドレスト一体デザインの新開発シートなどが採用された。大型のパノラミックガラスルーフも選択できる。センタートンネルは廃止されており、レッグルームとストレージコンパートメント用のスペースが確保された。センターコンソールは、高品質な家具のような見た目を目指したという。BMW iX の「xDrive50」BMW iX の「xDrive50」

12.3インチと14.9インチの2つのディスプレイ

「BMWカーブドディスプレイ」は、12.3インチのインフォメーションディスプレイと、1ピース構造のフレームレスガラスサーフェスの14.9インチのコントロールディスプレイによって、フルデジタルスクリーンを構成している。直感的に操作できる2.5ゾーンのオートエアコンは標準だ。

インテリアは、視界に入らないように組み込まれたスピーカー、複雑なデザインのエア吹き出し口、ヒーター付きサーフェス、ダッシュボードの表面にシームレスに統合された「BMWヘッドアップディスプレイ」のプロジェクターが備わる。

ラグジュアリーなデザインのセンターコンソールには、ギア選択のための新型ロッカースイッチ、タッチコントローラー、フィーラーバーで分割された。車両機能を制御するアクティブハプティック入力を装備したイルミネーテッドガラスエフェクトコントロールサーフェスも採用した、としている。

《森脇稔》

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