アウディの次世代コンセプトカー3部作、8月から順次発表へ

アウディ・グランド・スフィア のティザースケッチ
  • アウディ・グランド・スフィア のティザースケッチ

アウディ(Audi)は7月15日、次世代のコンセプトカー3台を8月から順次、初公開すると発表した。

アウディは3台のコンセプトカーで、アウディが未来の高級車をどのようにデザインするかを提示する。3台に含まれる共通のルートワードが、「スフィア(sphere)」。3台のコンセプトカーでは、新しいインテリアコンセプトと、車内での新しいデジタル体験が提案されているという。パワートレインはEVだ。

3台のコンセプトカーの最初の1台が、『スカイ・スフィア』で8月、米国カリフォルニア州で開催される「モントレー・カーウィーク」で初公開される。2台目のコンセプトカーのアウディ『グランド・スフィア』は9月、ドイツ・ミュンヘンで開催される「IAAモビリティ」で初公開される予定だ。3台目のコンセプトカーの『アーバン・スフィア』は2022年前半、ワールドプレミアを控えている。

アウディは、乗客を包み込む次世代のインテリアを「球体」と呼ぶ。EVやレベル4の完全自動運転車への移行により、次世代のインテリアは劇的に変化すると予想する。そして、インテリアと空間アーキテクチャにより、自動車の室内空間が次世代の車両デザインの中核になると見込む。

3つのコンセプトカーはそれぞれ、デザインのパラダイムシフトを異なる方法で解釈する。ダイナミズムや長距離の移動を想定してデザインされる。乗員は車内で、自分で運転する自由と、完全自動運転車による自由を楽しめるという。インテリアにはリラックスしたり、外部と接続したり、積極的にコミュニケーションしたりするためのスペースが設けられる。

なお、3台のコンセプトカーは、2020年代の半ばに登場する市販モデルのテクノロジーやインテリアを示唆しているという。

《森脇稔》

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