【日産 ノートオーラ】商品企画責任者「ボディの中に今日産が持つすべての実力を凝縮」

日産自動車は6月15日、新型コンパクトカー『ノートオーラ』を今秋発売すると発表した。販売価格は261万0300~295万7900円で、クルマにこだわりを持つ年配者やクルマ好きの若い人がターゲットだという。

商品企画責任者である藤沢直樹チーフプロダクトスペシャリストによると、このクルマのコンセプトは「新次元の電気の走りと上質さをまとったプレミアムコンパクト」で、「今まで上質なクルマを乗り継いできた、こだわりの強いお客さまにも十分満足していただける自信作になっている」という。特に3つのこだわりを持って開発したとのことだ。その3つとは「感性品質、美・機能、先進感」だ。

例えば、感性品質では、「見て触った瞬間に感じられる作り込みの良さや素材の重み、そして乗って感じる空間の心地よさを目指して開発してきた」(藤沢氏)。インテリアはシート地やトリムなどにツイード素材や木目調パネルを使って仕立ての良さを演出。また、フロントドアやルーフに遮音対策を施すことで、高い静粛性を確保した。

さらに上質な室内空間を実現するために、BOSEと共同開発した「BOSEパーソナルプラスサウンドシステム」を搭載。これは運転席と助手席のヘッドレストにスピーカーを配したシステムで、広がりのあるプレミアムな音響を体感できるという。「さまざまなことをふんだんに取り入れて、五感に訴えかける感染品質を完成させた」と藤沢氏。

美・機能については、フロントのLEDヘッドランプやリアの横一文字にまっすぐ広がるLEDランプによって、一目で新型ノートオーラであるとわかるようにした。インテリアでは、9インチのナビゲーションと12.3インチTFTメーターを一枚のようにつなげることによって、美しさと機能性を両立させた。また、17インチホイールは切削された面の中にグレーの樹脂をひとつひとつはめ込んで、デザインだけでなく、軽量化や空力などの機能性も追求した。

そして3つ目の先進性については、少し先の未来を先取りする日産の技術の粋を集めたそうだ。最高出力100kWと最大トルク300Nmにチューンナップされた第2世代e-POWERによって、力強い加速ができ、一クラス上の走りを体感できる。

もちろん安全面も充実しており、5個のカメラ、3個のミリ波レーダー、8個のソナーにより周囲を検知する最先端の全方位運転支援システムを標準装備。さらにナビ機能付の運転支援技術「プロパイロット」によって、前方のコーナーの大きさなどを事前に把握することができるので、スムーズの曲がれるように車速をコントロールするなど自然な感覚で運転支援を行えるそうだ。

「このように新型ノートオーラは、コンパクトなボディの中に今日産が持つすべての実力が凝縮している」と藤沢氏は強調する。

日産は20年度の営業損益が1507億円の赤字で、特に日本は2031億円の営業赤字だった。現在、事業構造改革プラン「NISSAN NEXT」を実行中で、21年度に日本市場での販売台数を20年度比6.6%増の51万台を計画し、営業赤字からの脱却を目指している。しかし、21年度4~5月の販売台数は5万8137台と厳しい状況だ。新型ノートオーラの売れ行きが目標達成の大きなカギになりそうだ。

《山田清志》

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