フォルクスワーゲン(Volkswagen)の中国部門は4月9日、中国で4月17日に開催する上海モーターショー2021のプレビューイベントにおいて、新型EVの『ID.6 』を初公開すると発表した。
ID.6は、フォルクスワーゲンの新世代EVの「ID.」シリーズの最新モデルだ。ID.シリーズとしては初めて、3列シートを備える。中国のユーザーを重視して開発された電動SUVとなる。
フォルクスワーゲンは中国市場において、上海汽車との合弁の上海フォルクスワーゲンと第一汽車との合弁の一汽フォルクスワーゲンを展開している。ID.6は合弁2社に向けて、異なる仕様が用意される。
上海フォルクスワーゲン向けは『ID.6 X』、一汽フォルクスワーゲン向けは『ID.6 CROZZ』となる。両車ともに、フォルクスワーゲンのEV向けモジュラー車台、「MEB」プラットフォームをベースとする。
2つのID.6モデルの外観には、フォルクスワーゲンID.ファミリーの空力設計スタイルが反映される。ソフトなラインとシャープで明確なエッジデザインが、力強さを強調しているという。なお、フォルクスワーゲンの中国部門はID.6 XとID.6 CROZZのティザーイメージを公開している。