アウディ Q5 PHVに改良新型、EVモード航続が1.5倍に…欧州発表

PHVシステムに2種類のパワースペックを用意

EVモードは最大62kmに拡大

新デザインのシングルフレームグリル

アウディは2月23日、『Q5』(Audi Q5)のプラグインハイブリッド車(PHV)の改良新型を欧州で発表した。

Q5 PHVの改良新型は、直噴ガソリンターボエンジンを基本にしたアウディの新世代PHVシステム、「TFSI e」を搭載する。TFSI eの名称は、アウディのPHVに広く使用されている。

PHVシステムに2種類のパワースペックを用意

直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ「TFSI」エンジンに、モーターを組み合わせる。直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボTFSIエンジンを中心にしたPHVシステムには、2種類のパワースペックが用意される。

「55TFSI e」グレードの場合、直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボTFSIエンジンは、最大出力265hp/5250~6500rpm、最大トルク37.7kgm/1600~4500rpmを発生する。モーターは、最大出力143hp、最大トルク35.7kgm。エンジンとモーターを合わせたPHVシステム全体で、367hpのパワーと51kgmのトルクを獲得する。

「50TFSI e」グレードの場合、直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボTFSIエンジンは、最大出力265hp/5250~6500rpm、最大トルク37.7kgm/1600~4500rpmを発生する。モーターは、最大出力143hp、最大トルク35.7kgm。エンジンとモーターを合わせたPHVシステム全体で、299hpのパワーと45.9kgmのトルクを引き出す。

どちらのグレードも、トランスミッションは7速「Sトロニック」で、駆動方式は4WDの「クワトロ」だ。動力性能は、50TFSI e が0~100km/h加速6.1秒、最高速239km/h(リミッター作動)。55TFSI e は0~100km/h加速5.3秒、最高速239km/h(リミッター作動)の性能を発揮する。

EVモード後続は最大62kmに拡大

二次電池(バッテリー)はリチウムイオンで、蓄電容量は従来の14.1kWhから、改良新型では17.9kWhに大容量化された。EVモード航続は従来の約1.5倍となり、最大62km(WLTP計測)のゼロエミッション走行を可能にする。この効果もあり、燃費は複合モードで55.5km/リットル、CO2排出量は41g/kmとした。また、EVモードの最高速は135km/hだ。

Q5のPHVの改良新型では、走行モードが従来の3種類から4種類に拡大した。従来からの「EV」、「ハイブリッド」、「バッテリーホールド」に、「チャージ」モードが追加されている。モードボタンで、ドライバーはこれら4つの基本設定から選択し、電動ドライブの優先などのモードが選べる。

ハイブリッドモードでは、PHVシステムが最大限の効率を得るために、電気モーターとエンジンのバランスを追求する。エンジンを停止させた状態で、一定時間コースティング(惰性走行)することもできる。バッテリーホールドモードでは、現在のバッテリーの充電状態が維持されるようにする。新設定のチャージモードでは、欧州の大都市のグリーンゾーンを走行する前に、エンジンによってバッテリーを充電することができる。

新デザインのシングルフレームグリル

エクステリアをアップデート。八角形のシングルフレームは、よりフラットで幅広い形状に変更されている。高さを増したサイドインテークには、台形をモチーフにしたデザインが採用された。LEDヘッドランプの上部には、新しいライトシグネチャーを備えたデイタイムランニングライトが組み込まれている。

サイドでは、デザインが見直されたシルインサートにより、最低地上高が上がり、視覚的により軽快な印象を与えることを狙った。リアには、左右のライトクラスターを繋ぐ新しいトリムエレメントと、水平フィンを備えた新しいディフューザーインサートを装備している。

《森脇稔》

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