アウディ、次世代の電気モーター生産へ…ポルシェと共同開発のEVに搭載

アウディの次世代電気モーターの生産を行うハンガリー・ジェール工場
  • アウディの次世代電気モーターの生産を行うハンガリー・ジェール工場
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アウディ(Audi)は2月9日、ポルシェと共同開発しているEVに搭載する次世代の電気モーターの生産を、ハンガリーのジェール工場で行うと発表した。

アウディとポルシェが共同開発しているEVは、「プレミアム・プラットフォーム・エレクトリック(PPE)」と呼ばれるアーキテクチャーをベースにしている。

アウディとポルシェはPPEによって、パッケージ、ホイールベース、スペースといった各側面におけるEVの利点を最大限に活用できるようになるという。さらに、PPEは高い柔軟性を備えているため、床の高いSUVにも床に低いセダンにも適用することが可能だ。

PPEを採用する最初のモデルは、2021年内に登場する予定だ。将来におけるアウディの製品ラインナップは、フォルクスワーゲンによって開発されたコスト効率の高い「MEB(モジュラー・エレクトリフィケーション・プラットフォーム)」やPPE、従来型を改良する2種類のアーキテクチャー、スポーティモデル用のアイデアなどによって、多様なものになるという。

アウディは、ポルシェと共同開発しているEVに搭載する次世代の電気モーターの生産を、ハンガリーのジェール工場で行う。PPE向けのモーターの生産設備はすでに設置されており、将来の量産に向けた準備が進行中だ。 3交代制での生産体制により、将来的には約700人の従業員の雇用が確保される、としている。

《森脇稔》

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