プジョー 5008 に改良新型、表情一新…欧州発表

ヘッドライトやグリルが新デザインに

プジョーの最新「i-Cockpit」

セグメント初の「ナイトビジョン」

プジョー 5008 改良新型
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プジョー9月3日、改良新型『5008』(Peugeot 5008)を欧州で発表した。

初代5008は2009年6月、プジョーのMPVとして登場した。『3008』よりもひと回り大きい2/3列シートのMPVだ。2016年秋のパリモーターショー2016では、2世代目となる現行5008が発表された。プジョーは現行型をMPVではなく、SUVに位置付けている。

現行5008は、プジョーの新世代モジュラープラットホームの「EMP2」をベースに開発された。Cセグメントに属する7名乗りの大型SUVが現行5008だ。この現行5008がデビューから約4年を経て、初の本格改良を受けて、欧州で改良新型が発表されている。

ヘッドライトやグリルが新デザインに

フロントエンドには、新デザインのフレームレスグリルが装着された。フロントバンパーは、光沢ブラック仕上げのサイドスクープと、ボディ同色のトレッドプレートが新しい。上位グレードの「GT」と「GTプレミアム」は、専用グリルを備えている。プジョー 5008 改良新型プジョー 5008 改良新型

新デザインのヘッドライトが採用された。全車に最新のLEDテクノロジーが盛り込まれた。 GTとGTプレミアムは、従来のフォグライトに代わる「フォグモード」機能を備えたフルLEDヘッドライトが装備されている。

リアには、新デザインのテールライトを導入した。このテールライトの内部には、プジョーを象徴する3本の爪が組み込まれており、流れるウインカーのシーケンシャルインジケーターライトを備えたフルLEDテクノロジーを採用する。新しいテールライトは透明なスモークガラスで覆われており、両サイドの黒いリアゲート部分にまで延長された。

新しいボディカラーとして、セレベスブルーとメタリックコッパーが用意されている。プジョー 5008 改良新型プジョー 5008 改良新型

プジョーの最新「i-Cockpit」

インテリアには、カスタマイズ可能な12.3インチのデジタルインストルメントディスプレイ、ドライビングダイナミクスを引き上げるコンパクトなステアリングホイール、新しい10インチの高解像度カラータッチスクリーンを備えたプジョーの最新「i-Cockpit」を搭載する。

ドライバー正面の12.3インチのデジタルディスプレイをカスタマイズして、ナビゲーションや重要な車両情報などを表示できる。ダッシュボード中央のディスプレイには、選択したドライブモードが表示される。センターコンソールのドライブモードセレクターを操作することにより、ノーマル、スポーツ、エコモードが切り替えられる。

新しい10インチのカラータッチスクリーンには、7つのエレガントなピアノ式の「トグルスイッチ」が配された。ラジオ、コネクテッド3Dナビゲーション、車両設定などの主要なコントロール機能にアクセスできる。

シートは3列で、最大7名が乗車できる。インテリアは実用的なスペースを持ち、トランク容量は780リットルから、最大1940リットルに拡大できる。2列目シートは、3座席ともリクライニング機能が備わっており、完全に折りたたむこともできる。 3列目シートも、完全に折りたたんで取り外し可能。助手席を前方に傾ければ、最大3200mmの長尺物が積載できる。プジョー 5008 改良新型プジョー 5008 改良新型

セグメント初の「ナイトビジョン」

クラスをリードする新しいレベルの先進運転支援システム(ADAS)と安全技術が搭載されている。そのひとつが、セグメント初の「ナイトビジョン」(オプション)だ。

ナイトビジョンは、赤外線テクノロジーを使用して、前方で検知された歩行者や動物を、12.3インチのデジタルインストルメントディスプレイに強調して表示する。ヘッドライトの照射範囲から最大200m離れた場所でも検知できるため、完全な暗闇でも安全を確保できるという。

8速ATの「EAT8」搭載車に、ストップ&ゴー機能付きの「アダプティブクルーズコントロール(ACC)」を装備する。停止と発進を繰り返す渋滞下において、ドライバーの疲労を軽減する。アダプティブクルーズコントロールに連動する「レーンポジションアシスト」は、改良新型を車線内の安全な位置に確実に留まるようにする。どちらのテクノロジーも、「Drive Assist Plus」パッケージとして選択できる。

また、5~138km/hの幅広い独度域で作動する最新世代の自動ブレーキも採用されている。

《森脇稔》

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