プジョー『3008』と『5008』のEV、バッテリー予熱機能とV2L技術を標準搭載へ…欧州仕様

プジョー E-3008
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プジョーは9月22日、EVの利便性向上を目的とした2つの新技術を欧州で発表した。バッテリー予熱システムとV2L(Vehicle-to-Load)技術により、電動化戦略をさらに強化する。

【画像】プジョー『3008』と『5008』のEV

バッテリー予熱システムは、『E-3008』と『E-5008』に標準装備される。この技術により、寒冷時でも最適な充電速度を維持できる。システムは急速充電前にバッテリーを温め、20分で最大10度の温度上昇を実現する。これにより、160kW以上の高出力充電器を使用した場合の20%から80%までの充電時間30分を、天候に関係なく維持できる。

予熱機能は統合ナビゲーションシステムのトリッププランナーを使用した際に自動的に作動する。また、パノラミックi-コックピットの中央画面から手動での操作も可能だ。MyPeugeotアプリを使用してキャビンの予熱を開始する際は、外気温が低い場合にバッテリー予熱も自動的に開始される。

V2L技術は、電気自動車を最大3kWの移動式電源として活用できる機能だ。専用アダプターを充電ポートに接続することで、ノートパソコンや電動自転車、DIY工具、レジャー用品などの外部機器に電力を供給できる。

V2L機能は既に『E-208』と『E-2008』で利用可能で、新型『E-308』の全電動トリムにも搭載される。E-3008とE-5008には年内に標準装備され、『E-408』には2026年第1四半期から全電動バージョンで提供される予定だ。

プジョーは専用アダプターをアクセサリーカタログで提供し、現代のライフスタイルに適応したスマートで実用的な電動モビリティの実現を目指している。

《森脇稔》

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