三菱自動車、ミニキャブ など45万台をリコール オーバーヒートのおそれ

三菱ミニキャブ(2011年)
  • 三菱ミニキャブ(2011年)
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三菱自動車は9月3日、軽商用車『ミニキャブ』など5車種について、オーバーヒートが発生するおそれがあるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。

対象となるのは三菱『ミニキャブ』『タウンボックス』『タウンボックスワイド』、日産『クリッパー』『クリッパーリオ』の5車種で、2008年12月14日から2013年12月27日に製造された45万6603台。

対象車両は、エンジン冷却系のラジエーターチャンバー(冷却水内の気泡を分離するための装置)の強度が不足しているため、積載状態で高速度・高回転運転や登坂運転の直後に、エンジン停止を繰返す走行を継続して行った場合、亀裂が発生し、冷却水が漏れることがある。そのため、そのまま走行を続けると、オーバーヒートが発生し、最悪の場合、エンジンが停止し再始動不可となるおそれがある。

改善措置として、全車両、ラジエーターチャンバーを確認し、対策前品の場合は対策品と交換する。

不具合は349件発生、事故は起きていない。市場からの情報によりリコールを届け出た。

なお、今回のリコールは、2013年4月に開始したサービスキャンペーンについて、対象範囲を拡大のうえ、改めてリコールとして届け出たもの。

《纐纈敏也@DAYS》

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