ホンダ系部品3社と日立オートモティブ経営統合…ホンダが株式公開買い付け開始

本田技研工業によるケーヒン、ショーワ、日信工業の完全子会社化後
  • 本田技研工業によるケーヒン、ショーワ、日信工業の完全子会社化後

ホンダは9月1日、系列サプライヤーのケーヒン、ショーワ、日信工業の3社の株式公開買い付けを9月2日から開始すると発表した。これら3社と、日立製作所の子会社である日立オートモティブシステムズとは経営統合する予定だ。

日立とホンダは昨年10月、日立オートモティブシステムズとケーヒン、ショーワ、日信工業が経営統合することで合意した。ホンダがケーヒン、ショーワ、日信工業の系列サプライヤーの株式を買い付けて完全子会社化した上で、日立オートモティブが3社を吸収合併する計画。

今回、各国の独占禁止法当局の許可を取得したことから経営統合に向けて、9月2日からホンダが傘下の部品メーカー3社の株式公開買い付けを実施する。

公開買い付け前のホンダの出資比率はケーヒンが41.4%、ショーワが33.5%、日信工業が34.9%。

買い付け価格はケーヒンが1株当たり2600円、ショーワが2300円、日信工業が2250円。ホンダの買い付け代金はケーヒンが1127億7685万6400円、ショーワが1161億9047万7700円、日信工業が953億5116万6000円となる見通しで、総額約3243億円。

公開買い付け期間は9月2日から10月15日まで。

経営統合は2021年1~3月ごろになる見通し。経営統合後の部品メーカーの出資比率は日立が66.6%、ホンダが33.4%で、ホンダの持分法適用関連会社となる。

《レスポンス編集部》

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