一般論として、大容量バッテリーを搭載するタイカンの急速充電器には、相応の出力が必要だ。12日にオープンする東京・有明の「Porsche NOW Tokyo」に2台設置される充電器はCHAdeMO仕様で出力90kWの充電器。ほぼ空の状態から30分ほどで約80%の充電が可能という。走行距離にすると400kmほどになる。当面は90kWで運用だが21年には150kWでの運用を予定している。なお、CHAdeMOの出力は規格上最大で90kWだが、多くの充電器は50kWなので、国内でも高出力の充電器網となる。
ポルシェジャパンでは、全国にある44拠点すべてについて、23年までに同様な充電器を設置する予定。それ以外に、東京・大阪・名古屋など都市部に合計8か所のチャージングスポットを設けるプランもある。これらのスポットは商業施設やホテルなどを想定しており、ヒルトン名古屋、NAGOYA CENTRAL GARDEN、あべのハルカス、リンクス梅田などの名前が挙がっている。