ポルシェのエントリークーペ『ケイマン』に設定される最強モデル『ケイマンGT4 RS』市販型プロトタイプを、スクープサイト「Spyder7」のカメラが捉えた。 2019年9月にもニュルブルクリンクでテスト車両をキャッチしたが、最新プロトタイプでは以前の5穴式からセンターロックホイールに変更されているほか、ブレーキキャリパーはイエローからレッドへ、『911GT3』並みの巨大リアウィングは、コンパクトな通常の「GT4」リアウィングに取り替えられている。 ボンネットフードにあるエアダクトは塞がれているが、これはウィンターテストでブレーキ冷却が必要ないのと、豪雪で雪がはいらないように配慮されているとみられる。またリアサイドウィンドウの背後にあるルーバーは、ミッドマウントエンジンを冷却する目的がありそうだ。リアエンドでは、ツインエキゾーストシステムの位置変更はなく、ほぼ市販型とみていいだろう。 その心臓部には、4.0リットル水平対向6気筒エンジンを搭載。「GT4」の420psより強化され、450psになると予想される。トランスミッションは「911GT3 RS」と同様にPDKデュアルクラッチのみの設定となる。 ワールドプレミアは、最速で2020年内、遅れれば2021年前半となりそうだ。 新型車を最速スクープ『Spyder7』をチェック!