ポルシェジャパンは11月29日、『911カレラ』など28車種について、エアバッグコントロールユニットに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。対象となるのは2015年8月14日から2016年7月4日に輸入された1222台。 対象車両は、エアバッグコントロールユニットにおいて、電源用コンデンサのコーティング硬化工程が不適切なため、耐久性が低いものがある。そのため、コンデンサが劣化するとコントロールユニットが誤作動し、最悪の場合、エアバッグおよびシートベルトテンショナが突然作動する、または、衝突時に作動しないおそれがある。 改善措置として、全車両、エアバッグコントロールユニットのプログラムを書換える。プログラム書換え後に警告灯が点灯した場合は、コントロールユニットを無償交換する。 不具合および事故は起きていない。本国メーカーからの情報によりリコールを届け出た。 ●リコール対象車 パナメーラ パナメーラ4 パナメーラ・ターボ パナメーラS パナメーラ4S パナメーラGTS パナメーラS e-ハイブリッド 911カレラ 911カレラ4 911カレラS 911カレラ4S 911カレラGTS 911カレラ4 GTS 911タルガ4 911タルガ4S 911タルガ4 GTS 911ターボ 911ターボS 911 GT3 ボクスター ボクスターS ボクスターGTS ボクスター・スパイダー ケイマン ケイマンS ケイマンGTS ケイマンGT4