メルセデスベンツ GLC 改良新型に第3世代の PHV、EVモード4割以上拡大…フランクフルトモーターショー2019で発表へ

バッテリーの蓄電容量を倍増

内外装をイメージチェンジ

自然対話式の音声認識を採用

メルセデスベンツGLC改良新型の PHV「GLC 300 e 4MATIC」
  • メルセデスベンツGLC改良新型の PHV「GLC 300 e 4MATIC」
  • メルセデスベンツGLC改良新型の PHV「GLC 300 e 4MATIC」
  • メルセデスベンツGLC改良新型の PHV「GLC 300 e 4MATIC」
  • メルセデスベンツGLC改良新型の PHV「GLC 300 e 4MATIC」
  • メルセデスベンツGLC改良新型の PHV「GLC 300 e 4MATIC」
  • メルセデスベンツGLC改良新型の PHV「GLC 300 e 4MATIC」
  • メルセデスベンツGLC改良新型の PHV「GLC 300 e 4MATIC」
  • メルセデスベンツGLC改良新型の PHV「GLC 300 e 4MATIC」

メルセデスベンツは9月9日、ドイツで9月10日(日本時間9月10日夕方)に開幕するフランクフルトモーターショー2019(Frankfurt Motor Show)において、改良新型『GLC』(Mercedes-Benz GLC)のプラグインハイブリッド車(PHV)、「GLC 300 e 4MATIC」を初公開すると発表した。

同車は、従来のGLCのPHV、「GLC 350 e 4 MATIC」の後継モデルだ。そのPHVパワートレインは、エンジンが2.0リットル直列4気筒ガソリンターボで、最大出力は211hpを発生する。モーターは、最大出力116hpで、システム全体では、57.1kgmのトルクを引き出す。トランスミッションは7速AT の7G-トロニックプラスで、エンジンとモーターの間に配置。動力性能は、0~100km/h加速5.9秒、最高速235km/hだった。

二次電池は、蓄電容量6.2kWhのリチウムイオンバッテリーだ。EVモードでは、最大34kmをゼロエミッション走行できる。その効果もあり、欧州複合モード燃費40km/リットル、CO2排出量59g/kmの優れた環境性能を達成していた。

バッテリーの蓄電容量を倍増

これに対して、改良新型GLCのPHV、GLC 300 e 4MATICには、メルセデスベンツの第3世代のPHVパワートレインを搭載する。エンジンは、直噴2.0リットル(1991cc)の直列4気筒ガソリンターボで、最大出力211hp/5500rpm、最大トルク35.7kgm/1200~4000rpmを発生する。モーターは、最大出力122hp、最大トルク44.8kgmで、システム全体では、320hpのパワーと71.4kgmのトルクを獲得する。トランスミッションは9速ATの「9G-トロニック」で、エンジンとモーターの間に配置。動力性能は、0~100km/h加速5.7秒、最高速230km/hとなる。メルセデスベンツGLC改良新型の PHV「GLC 300 e 4MATIC」メルセデスベンツGLC改良新型の PHV「GLC 300 e 4MATIC」

二次電池は、蓄電容量を倍増させ、13.5kWhのリチウムイオンバッテリーを積む。EVモードの航続は、4割以上延びて、最大49kmをゼロエミッション走行できる。その効果もあり、欧州複合モード燃費45.5km/リットル、CO2排出量51g/kmと、環境性能を向上させている。

内外装をイメージチェンジ

改良新型のエクステリアには、デイタイムランニングライト付きのLEDハイパフォーマンスヘッドランプを標準装備した。マルチビーム技術を導入したフルLEDヘッドランプは、オプションで選択できる。リアには、フルLEDテールランプを採用。エグゾーストを組み込んだリアバンパーやクロームスキッドプレートも新しい。

インテリアには、新デザインのマルチファンクションステアリングホイールを採用した。新しいステアリングホイールには、2つの仕様が用意され、各種操作を行うタッチコントロールボタンが付く。センターコンソールの多機能タッチパッドでは、ジェスチャーを含めた指の動きやマルチタッチ制御を使用して、テレマティクス機能を操作する。これは音声制御に代わるものとして機能し、文字や数字などを手書きで入力することができる。タッチパッドの表面は、はっきりとした触覚だけでなく、音響的フィードバックも提供する。メルセデスベンツGLC改良新型の PHV「GLC 300 e 4MATIC」メルセデスベンツGLC改良新型の PHV「GLC 300 e 4MATIC」

自然対話式の音声認識を採用

改良新型には、対話型のインフォテインメントシステム、MBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)を採用する。その最大の特長のひとつが、人工知能(AI)による学習機能で、特定のユーザーに適応する個別対応能力を備えている。

さらに、オプションで10.25インチのワイドディスプレイとタッチスクリーン操作対応の高精細ワイドスクリーンを備えたフルデジタルコックピットや、自然対話式音声認識機能を備えたボイスコントロールを導入する。ボイスコントロールは、「ハイ メルセデス」と呼びかけることで起動する。

新開発の自然対話式の音声認識機能は、目的地入力、電話通話、音楽選択、メッセージ入力と読み上げ、気象情報など、多くのインフォテインメント機能に加えて、エアコン、各種ヒーター、照明など、さまざまな便利機能にも対応している。
[PR]あおり運転対策などで注目を集めクルマには必須の装備となっているドライブレコーダーだが、その記憶媒体のSDカードは過酷な環境で…

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集