Franco Scribante Racingは、5月2日から3日に南アフリカで開催される、「Jaguar Simola Hilclimb」参戦用の日産GT-Rを初公開した。
ほとんど原形をとどめないほど改造されたGT-Rは、フロントエンドに性能が落ちてしまうのではないかと心配になるほどの巨大なウィングとスプリッターを装備し、もはや前後がわかないほどだ。軽量化のため、すべてのパネルはカーボンファイバー製とし、リアには見たこともないほどアグレッシブなディフューザーが装着されている。
キャビン内もフルカスタムされている。コックピットはレーシーに仕上げられ、むき出しになった電子制御スイッチや、アルカンターラをまとったステアリングホイールが見てとれる。助手席には空間があるが、ドライサンプ用の負いオイルタンクがあり、そこに足を巻き付けない以外座ることは出来ないだろう。
パワートレインの最高出力は、2,200psを発揮するが、レース参戦時には、1,600psへ制御されるという。