NTT西日本とNTTスマイルエナジーは、日産自動車と協業し、電気自動車(EV)を活用したV2B(vehicle to building)によるオフィスビルでのエネルギーコスト・CO2削減トライアルを12月よりNTT西日本山口支店で開始する。
トライアルでは、太陽光発電システム(16.5kW)に加え、V2B(3台)によりオフィスビルとEV(日産リーフ3台)を使用。太陽光発電システムによる電気をオフィスビルで自家消費しつつ、発電量、電力使用量、EV使用状況に応じて、クラウドからEVや定置型蓄電池を遠隔制御(充放電)し、EV利用ユーザーの利便性を損なうことなく、エネルギーコストやCO2排出量をいかに削減できるかを検証する。またEVの遠隔制御は、 賢い(低コスト、低CO2、ユーザー利便性が高い)クラウド機能として開発し、将来的には定置型蓄電池の活用についても検証を実施する予定だ。
NTT西日本では今後、環境推進に取組む自治体や企業と意見交換を行い、検証内容を随時見直しながらトライアルを実施。実証結果を踏まえ、改善を行い、2019年度末までにサービス化を目指す。