ZFは9月17日、同社の電動パワートレインが、英国ロンドンの新型2階建てバスに搭載された、と発表した。
この電動パワートレインは、ZFが開発した「AxTrax AVE」と呼ばれる電気式ポータルアクスル。電気駆動軸は、ハイブリッドや燃料電池と組み合わせることも可能。バッテリーによって、電力を供給することもできる。
ZFのAxTrax AVEは、フラットなデザインが特徴。これによりバスメーカーは、バスの車内のデザインの設計の自由度が増すという。
英国の首都、ロンドンは大気汚染が年々問題化。そんな中、公共交通が電動化を進めることは、意義があるという。ロンドンの新型2階建てバスには、ゼロエミッションのパワフルで静かな電動パワートレーンを搭載。ロンドンでは市内中心部のすべてのバスを、2037年までに電動化することを目指している。
ZFはシステムサプライヤーとして、適切なハードウェアとソフトウェアを提供。ドライブシステムのパフォーマンス、効率、サービス寿命を最適化している。ZFは、都市の大都市の厳しい排出規制に適合する電動パワートレーンシステムを供給していく、としている。