気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2018年8月3日付
●JR北海道険しい再建、ローカル線存廃決着急ぐ(読売・11面)
●運転免許期限西暦表記に、警察庁が改正案(読売・32面)
●三菱ふそう、12万台リコール(朝日・27面)
●スズキ、31%増益インドなど好調、4~6月期(毎日・7面)
●鉄鋼大手明暗、神鋼最終益が半減、米自動車関税の行方懸念(産経・10面)
●米、車燃費基準を撤回、トランプ政権、加州にも要求、反発も(日経・9面)
●背水テスラ消えた強気、4~6月最大の赤字、生産拡大でも混乱(日経・13面)
●車部品3年で1500億円投資、ローム、EV向け生産拡大(日経・13面)
ひとくちコメント
運転免許証に「平成○○年」と記載されている有効期限の部分を元号から西暦の表示に変更するという。警察庁が道交法施行規則改正案を発表したもので、8月6日から9月4日まで意見を公募した上で正式決定する。
きょうの産経を含めて各紙が取り上げている。また、原則無帽とされてきた免許証の顔写真についても、医療用や宗教などの理由がある場合は特例として認めるという。
現在の運転免許証の有効期限は「平成」と元号で表示されているが、外国人の免許保有者が増えていることなどを受け、西暦に変更するのが理由。2019年3月以降、システム改修を終えた都道府県から順次、新しい免許証に切り替えていく方針という。
ただ、生年月日や交付日の表示は従来通り、元号のまま表示するそうだ。改めて自分の免許証をみると、有効期限は「平成33年…」と表示されている。来年の5月1日からは新しい元号に切り替わるが、平成が消えるとなると、33年が2年先なのかどうかと見極めるのも紛らわしい。
日本を愛する国民として「元号」を大切にする気持ちはわかるが、一般紙でも6紙のうち「産経」だけが相変わらず元号で表記しおり、他紙と比べるとわかりにくい。運転免許の有効期限のように、せめて来年5月以降の表記は西暦に変更してもらいたいものである。